38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

野菜セット、夏色濃く。

2009年07月09日 | 農と暮らしの日記
今日出荷した宅配便のセットのひとつ。
通常の大セットで、今日は本来の目安どおり約1800円。これに宅配料金(県内540円、関西640円、首都圏850円など)と夏のクール便一部ご負担金(100円)が別途。

セットの内容紹介を兼ねて畑の様子を解説すると……。
右上のゴーヤはとれ始めたところ。以下、右へ時計回りに、見慣れない葉ものは同じく沖縄野菜の「ンジャナ」、別名「ニガナ」。苦い。生のまま刻んで鰹節と和えてみたのはまあまあおいしかった。本場では豆腐と和えるとか。まだ食べ方開拓中の野菜、というか薬草っぽい。

その足下にあるのが、つるむらさき。
今年は紫色ではなく「緑茎」の品種のみで、今日初めて摘んだ。まだ蔓が伸びていないので葉が中心。脇芽がどんどん蔓を伸ばすので、次々に摘んで収穫する。当面の葉ものとしては他に「ひゆな」と「空芯菜」があり、セットにはどれか1つは入れられるようにしたい。

そして、茄子。
今日はこの長卵形、いわゆる「茄子型」のもの。他に長茄子もあり、最盛期には一つのセットに両方が入ることもある。

根菜は人参とじゃが芋。
人参はもう終わりに近づいている。例年なら7月いっぱい、しかし今年は早くから暑かったし、このところの雨続きでかなり湿気を含み、土の中で蒸し煮の状態になっている様子で、さらにそもそも春播きの人参が乾燥で散々だったので、この冬播きトンネル栽培のものが図らずも最後に残り、孤軍奮闘という状況。じゃが芋はレッドムーン。メイクイン系の粘質の芋で、皮を生かすときれいなので、写真のような大きい芋もいいけど、ひと口サイズの小芋もふかし芋などに使いやすい。

左上が、「大ししとう」。
……と伝票には書いている。大型なので、「獅子唐」というよりは「唐辛子」なのだが、そう書くと辛そうなので、ししとう。ただ、去年も作った甘とうがらしに比べると、種やワタの部分の辛味が強いようで、「甘とう」とは書きにくい。辛味の苦手な人や子どもには、種をワタをとって調理したほうがいいようだ。

トマトは今日はミニ。
ご覧のとおり完熟していない。雨よけなしの露地栽培のため、完熟するまで待っていると裂果してしまうので。いや、露地でも割れない技術があるのだとは思うけれど、いまのところうちの畑ではこれが現状。1~2日お好みで追熟してから召し上がってください。今年は病気の発生が早く、大玉、中玉は少なめ。

最後に、ズッキーニ。
黄色い品種も植えたのだが、やはりこれも病気が早く、いま収穫しているのはほとんどが一般的な緑色のもの。少なくとも7月いっぱいはとれてほしいが、多湿と高温に弱いようで、この雨続きのあとに猛暑が来ると、一気に終わってしまいそう。

以上、あくまでも最近のセットの例ですが。
これに加わるとすると(何かとの入れ替わりで)、茎ブロッコリィ、ピーマン、胡瓜、いんげん、空芯菜、ひゆな、小玉葱、にんにく。そして、たとえば1か月後、8月のセットの見込みは、このセットから人参、ズッキーニがはずれ、加わるのはオクラくらい。

真夏に他にあるといい野菜って、何だろう。
とうもろこし、枝豆、モロヘイヤ、かぼちゃ、新生姜など? いまの季節なら赤紫蘇? 葉葱もスーパーなどには周年ありますね。なかなか品揃えするのは難しい。けれど、毎年1種類ずつでも、新しいものを入れられれば、と思います。



主に宅配便の木曜。予報は曇り、ところにより一時雨。
朝:5時半頃から収穫1時間、戻って朝ごはん。
午前:追加の収穫、セットづくり、11時終了、机しごと、昼ごはん。
午後:病気のズッキーニの撤去30分。茄子、ピーマン類の誘引1時間。追い播きの胡瓜類の手除草。発芽が揃い、本葉も展開し始めたので、寒冷紗をそこだけめくりながら。3時間で終了。明朝分の一部収穫、19時半戻り。20時から晩ごはん。以降、机しごと。



<本日の野菜セット>例
上の写真と解説のとおり。



予報に反して、かなり晴れ間が広がり、30℃を軽く超える高温になった。
明日は午後から下り坂の予報。予想より早く畑が乾いてきたが、明日午後、出荷が終わってから雨の来る前にしてしまうとなると時間はさしてなく、何の作業を選ぶか難しいところ。
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