38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

冬野菜の、彩り。

2008年11月25日 | 農と暮らしの日記
昨日の野菜セットに使った野菜の一部。
雨で泥だらけになったので、水で洗っている。そのせいもあり、色が鮮やかだ。彩りというと夏野菜のトマトや茄子などが頭に浮かびやすいけれど、冬野菜の「白と緑」を基調としながらも、土っぽさが感じられる色合いも、僕は好きだ。

写真左上は、「中蕪」サイズになった蕪。
葉がだいぶん傷んできたが、まだ葉つきで出せる。時計回りに、まびき人参。まびきが遅れているのが一目瞭然。根長が伸びないうちに太り始めている。正しい人参の作り方からすると、失敗。だけれどこの大きさの「葉つき人参」もなんとなく味がある。いや、味覚の味はどうかわからないけど、皮つきまるごとシチュウが美味しそうだし、温野菜、ソテーもいい。葉もまだ柔らかい。

下段は左が赤蕪。
なんともいえない鮮やかな紅色。切れば中身は白。煮炊きよりは浅漬けなど生食向き。右は体菜(たいさい)。小松菜より茎が白くてシャキシャキし、尻の部分がチンゲン菜ほどじゃないけれど、ぷっくりと太る。大株にする品種らしいけれど、なぜだか虫がいつまでも多くて食害が目立つので、この辺りの1株500gくらいで食卓に届けるのがいいのかも。届いたみなさん、いかがでしょう。こんな大きさならこんな料理、こんなに大きくなったらこうこうだから、こんなふうにしか使えない、とか、そんな声をまたお寄せください。



世の中の3連休が終わった。はずなのに。うちは4連休。
もちろん親は休みなしだが、子どもたちが今日も休み。というのは、次の日曜が飯岡地区の文化祭で、そのときに小学校の音楽会(発表会)もあって、その振替休日が先取りでこの3連休にくっついたわけだ。こういう休日の取り方は教育委員会で決まるのか校長先生が決めるのかわからないが、メリハリがあって、僕としてはなかなかよいのではないかと思う。ま、困るという人もいそうだけど。いや、うちだって困る面もあるが。だって、4連休なので。

朝:7時前に朝の出荷仕上げをして市街出荷。戻って朝ごはんは近所の農家さんにいただいた福餅(うるちと餅米と混ぜたもので、個人的にはとても懐かしい味)。さつま芋の味噌汁。いよいよ冬だ。
午前:野菜セットの調製・荷造り、12時前に今日は渚を助手席に載せて新居浜方面の配達に軽トラ出発。13時半戻り。先輩農家のTさん来訪。
午後:机しごと。晴れてはいるが、畑が昨日の雨で湿りすぎているのと、机しごとがちょっと滞っているのと、あと、やっぱり4連休疲れかも。
夜:19時半から、ゆうき生協西条地区会の運営委員会。22時すぎ帰宅。机しごと。



<本日の野菜セット>例
人参、さつま芋、秋じゃが、葉つき中蕪、葉つき短い大根、リーフレタスまたはサラダ菜、小松菜、水菜、大根まびき菜、長葱、などから。



訃報あり。
会社員時代に約5年、冬が来るたび、こちらは新婚なのに、ほぼ毎日のように男ふたり寝食&風呂を共にしつつ旅したカメラマン、であり、スキーヤー、登山家、とか肩書きよりも、人生の大先輩。学ばなくてもいいことは学ぶもんかとこちらが気合いいれないといけないエネルギーに満ち満ちていたひとりの男。最後に一緒に飲んでもらったのは、僕が退職した夜、他の方々が集まる前にいちばん早く店に来てさっそく飲み始めて……。僕の思いこみかもしれないけど、僕の「農」への道は確実にその血をひいています。
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