さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

ポンサクレック奪還

2010-03-27 21:55:10 | タイ国ボクシング
ポンサクレック、王座奪還なりました。
TVの前で、タイ国旗の小旗二本持って「チャイヨー!」言いながら見てましたが(←ウソです)、
一部で言われているほど衰えているわけではなく、デンカオセーンみたいな練習不足でもなく、
17度防衛のタイの英雄としての誇りを感じさせる闘いぶりでした。

右リードの正確さ、再三当てた左ボディストレート、踏み込みの良さ、
要所で決めた右フックのカウンター、連打に交えた右アッパー。
いずれも、往年の片鱗(あくまで「片鱗」の域でしたが)を見せて、
亀田興毅を確実に捉え、突き放すには充分な技量を発揮しての勝利、見事でした。
今後は内藤大助との5度目の対戦となるのでしょうか。


しかし、あれほど一方がクリアに打ち勝って、判定が2-0というのも理解に苦しむところですが、
今回の鬼塚勝也の解説こそ、意味のわからないものもなかったですね。

実況アナや佐藤修は、時折ポンサクレックのヒットや技量を語っていましたが、
鬼塚は亀田ひいきという次元を超えた「ストーリー展開」に終始し続けていました。

なんかもう、別世界に生きてはりますね。現役時代も「他とは違う」存在であることに
血道を上げているような印象がありましたが、「解説」なんてハナからまともにやるつもりもないようです。
「解説の鬼塚さん」じゃなくて「語り部の鬼塚さん」に肩書き変えてもらいたいですね。

現役時代、ほんとに良いボクシングしましたし、ファンだったんですけどねぇ...。
数年前にも書いた覚えがありますが、解説者としては本当に、最低最悪です。残念です。


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11 コメント

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コメントありがとうございます。 (さうぽん)
2010-04-06 21:44:36
>うさん

どもども。ポンサクレック様vs本田戦は、観戦した幾多の試合のなかでも、選手の感情、高揚感が一番伝わってきた試合でしたね。また、けっこエエ席で見られたんですよ、お大尽席とでも言っておきましょうか(笑)。あの試合、王者コーナーの様子がよく見えて、タイ陣営ご一行様は、試合が進むに連れて「これやばいかも、負けてるかも」的な慌て方で、ばたばたしてはりましたね。判定出たときの安堵と歓喜がかなりのものでした。

ポンサクレックだけじゃなく、本田もまだまだ元気ですよね。本田、フライ級に落ちないですかね(笑)。
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ポンサクまだまだ元気ですね。 ()
2010-04-06 20:03:36
いいなあ、さうぽんさん
私もポンサクVS本田戦生で見たかったです。

日本人選手では「本田が一番やり難かった」ってポンサクも言ってましたもんね。

衰えたりとはいえ
ポンサクや本田選手みたいなキャリアに裏打ちされた試合巧者はまだまだ元気で嬉しい限りです。

引き際は大切だけど頑張れベテラン。
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ポンサクレック戦の完敗は認めるが (アンチさうぽん)
2010-04-06 09:21:37
テメー内藤戦に難癖つけてんのか!
あれは正真正銘亀田興毅の完全勝利だろうが!
たった一度の敗戦くらいであの見事な技術戦までケチつけてんじゃねえよ!
ボクシングには相性てもんがあんだよ!興毅は内藤の様なタイプは得意だが、ポンサクレックの様なタイプは苦手だっただけだ!
それと完全な調整不足!
内藤戦のコンディションで望んでいれば試合展開は全然変わっていたわ!
そんな簡単な事も分からねえのか!
テメーは亀田が気にいらねえだけの、そこら辺のアンチ亀田と変わらねえんだよ!
テメーはボクシングブロガーじゃねえ!ただのキチガイアンチ亀田ブロガーだ!それとアンチ亀田ども全員に言っとくぞ!
ボクシング&ロックのヒゲゲもよ~く聞いとけよ!
テメーらたった一回負けたくらいで調子に乗ってんじゃねえぞ!
テメーらがいくら顔真っ赤にして騒ごうが
亀田興毅が内藤に勝った事実は変わらねえんだよ!
亀田興毅が内藤より強い事実は変わらねえんだよ!
覆らねえんだよ!
つまりフライ級では亀田興毅が日本最強という事実は変わらねえんだよ!
なんせ亀田興毅以外の日本人は内藤に全敗してんだからなw
その日本最強の男を倒したんだから
亀田興毅が日本最強な事は小学生でも理解出来る事だw
そこんとこ勘違いすんじゃねえぞウヤムヤにすんじゃねえぞウジムシどもが!
特にさうぽんとヒゲゲ、テメーらクソブロガーに言ってんだ!
まあ世界最強はしばらくポンサクレックに譲ってやる
しかし亀田興毅は必ず弱点を修正してリベンジする
ランダエタの時もそう
必ず修正してきた
近い内にまたテメーらにホエヅラかかしてやるから楽しみにしとけやゴミクズアンチどもが!
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コメントありがとうございます。 (さうぽん)
2010-04-01 23:30:18
>nekomick18さん

デンカオセーンの覇気のなさは、もう宗教の問題じゃないでしょうね。あんなにやる気のない選手、世界タイトルマッチで見たことが無いです。下手でも未熟でも、みんな勝つために懸命なはずなんですが。
でもあんなのが世界戦に出られてしまう、暫定王座とか、変な制度があれこれ出来たせいでしょうね。昔なら、指名試合でルイス・コンセプションにKOされて、とうの昔に王座を失い引退しているでしょうから、当然来日して無様な試合をし、日本にお土産を置いて帰ることもなかったでしょう。


私も内藤が負けたのには落胆したクチですが、今回の試合の前後に起こったあれやこれやと、その実情をあれこれ聞きかじった結果、私は落胆するに値せずと判断しました。何故、内藤戦であんなに冷静だった男が、次の試合で打たれもしないうちから、自信のかけらもない、おどおどした表情をさらし、腰の引けた闘いに終始したのか。その理由が私の推測通りかどうかは、上の方のコメントにぼやかした表現で書いたとおり、今後の亀田興毅の身の振り方、闘い方が証してゆくことでしょうが、それに先んじて私の心中には確証なき確信があります。もうけっこう長い間ボクシング見てますけど、仮にも世界戦に勝利したボクサーが、それでもなお、あんなに自信を感じさせない顔つきでいることって、まずあり得ないことです。


ポンサクレックは、TVで見る以上に、実際で見ると巧くて強くて、ちゃんと汚い手も知っていて(笑)、TVのモニタから得られる以外の情報量が多いボクサーだ、という印象があります。

小松戦では、開始早々、小松と前足のポジション争いで小松を制し、常に良い位置取りで自在に打ちまくりました。右足を置く位置がとにかく絶妙で、自分のパンチが無理なく打て、小松にはパワーをかけて打てる角度をまったく与えない闘いぶりに、小松を応援することもうっかり忘れて感心したものです。ファン失格ですね(^^;)

本田秀伸戦は極上の技術戦でした。両者の多彩な右リードの応酬、高度な防御から攻撃への切り替え、その読み合い、外し合いは、見ていて惚れ惚れするものでした。そして遠回りの末やっと実現した世界戦の舞台で、一級品の技量を持つポンサクレックと相まみえた本田が、見るからに高揚していて、眼をキラキラと輝かせながら闘っていたことも印象深いです。あの試合は、本田の顔見てるだけで楽しかったですね。

かように私も元々、ポンサクレックのことは好きで、ファンでした。今回ももちろん、タイ国民のひとりとして(←もうええて)応援しておりました。確かに、相手選びは微妙なのもありましたが、全盛期のことを思えば、強いのばっかりとやってても結果は大して変わらなかったとも思います。多少疲弊したとて、二桁の防衛はしてたことでしょう。内藤との5度目の対戦あらば、また楽しみに見たいですね。



著名関係者やボクサーと隣り合わせの観戦といえば、何度かありますが、思い出したのが小松則幸です。
徳山昌守が仁柱を破って王者になった府立体育館のアリーナ席で、小松が隣、真後ろに村田英次郎会長が座ってたんですね。小松は真夏なんで短パンにサンダル履きで、関係者か友人とへらへら笑って話していました。「プロの選手が神聖なタイトルマッチの会場で何じゃい、ここはプールサイドとちゃうぞ」と思って、印象は最悪でした。で、試合が始まってリングに集中していたのですが、徳山が猛攻し、血まみれのが打ち返す激闘のさなか、ふと横を見ると、小松はそれこそ鷹のような鋭い視線を飛ばしていました。後に彼の闘いぶりをつぶさに見て、よくこの時のことを思い出したものです。


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チャイヨー (nekomick18)
2010-04-01 20:45:09
ポンサクレック陣営って、国歌斉唱の最後の「チャイヨー! チャイヨー!! チャイヨー!!!」が、僕が見た世界選でのタイ陣営の中で一番大きく、揃ってるんですよね。そんなところに注目してる人はいないかもしれませんが。史上最低はデンガオ。大毅Ⅰの時からまあ投げやりでまばらでした。最もチャイヨー=万歳=国王?で、デンガオはタイでは少数派のイスラム教徒、という事情もあるのかもしれませんが。

ちなみに僕は内藤×ポンサクレックⅡ(7R出血TKO敗)を、なんと亀田史郎氏の真隣の席で観てるんですよね。メインの直前も直前(セレモニーの後、選手コールの直前くらい)にヤンキーっぽい練習生風のジャージの若者二人が来たので立って通り道を作り、座ろうと思ったら軽く胸を小突かれ、あ、まだ来てたのかと思ったら亀田史郎氏だった、という(-_-;)

その時史郎氏は判定も聞かずに立ち去り、「どっちも6回戦レベル、興毅の敵やない」と言ったんでしたっけ。

亀田は別路線と思わなくてはやりきれず、内藤が世界タイトル獲れるとも思っていなかったあの時。そこから内藤がポンサクレック相手に世界を取ったのすら奇跡に思えたのに、さらに亀田を引っ張り出してスターダム(&亀逆風)、最終章と思われた興毅に負けて大落胆...それを救ったのがあれから5年後のポンサクレックだとは...

僕はポンサクレックが勝ったら内藤は弘毅へのリベンジという目標を失ってなし崩しに引退するのでは、正直そうしてほしいと思ってたんですが、考えが変わりました。

いや、本当にポンサクレックは凄いです。17度防衛時代の相手選びは微妙だし、実は亀田並の反則の使い手(相手のせいに見せかけるやり方が上手い)ですけどね。
返信する
こめんとありがとうございます。 (さうぽん)
2010-03-29 09:07:21
>まくそんさん

試合後の抗議というか因縁をつけただけですけど(笑)、まあ相変わらず凄いですね、あのおやぢさん。まともに打ち勝てず、頭突きでも負けて、どうにもならんかったというだけの話でしょうに(呆)。しかしポンサクレックは頭突きも巧いですね。自分が切らないように、さっとアゴ引いて受けましたもんね。見事です。

内藤との5回目の対戦は、確かに両者全盛とは言えなくとも、そこまでやるならまた新たな価値をもって見られる試合かな、とも思っています。ロビンソンとラモッタは6回やってるんでしたっけ、何ならそこまで行けばいい、とか思ったりも(笑)

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Unknown (まくそん)
2010-03-28 23:25:09
試合前の無様な発言や試合後の陣営の
ゴタゴタなどを見るにつけ、亀田(ならびに
亀田陣営)はずっと亀田のままだし、まぐれ
でも何でも、3階級制覇なんてして欲しくない、
その前にブッ倒されて引退して欲しいですね。

外国人まともに応援したのは初めてです。

判定の疑惑も晴れて(2対1というのがこれまた微妙ですが)、気持ちよかったです。

ポンサクレックは巧く、安定感もあり、
内藤は衰えゆえ、対戦できても攻略は
どうなのかな~と思いますが、最後に
一花咲かせて欲しいものですね。
返信する
コメントありがとうございます。 (さうぽん)
2010-03-28 19:12:17
>アラサーファンさん

私もあの府立での小松戦での圧勝劇、その他本田秀伸との緊迫の技術戦を直に見ておりますが、全体的に落ちてはいますね。もっと踏み込みが速く、足の置き場を適切に決めて打ち、避ける、バランスの良さがもっとありましたね。それでも亀田に勝つには充分だった、というところでしょう。

亀田については、元々攻防分離で、防御の勘に優れているわけでもなく...内藤戦のように全てがうまく回ればともかく、最初から踏み込まれてましたから、そこで技量の差が出てしまいましたね。

鬼塚の衣装?というのがちょっとわからなくて(ゴング直前から見始めたもので)録画したものを見返してみたら、試合前に解説席にいる姿が確認できました。なんちゅうカッコしとるんですか...ますますわからんお人ですねえ(汗)


>SATOYAMAさん

亀田は強打しようと思えば踏ん張って打つしかなく、それをやったらポンサクレックに倒されていたことでしょう。語り部鬼塚がリスクを負って攻めれば、と言っていましたが、そんな馬鹿な、という感じです。

竹原&畑山はあの血液沸騰おやぢの意向で外されたそうですが、これは、先日北朝鮮に批判されて「光栄です」と返した橋下徹府知事に通じる誉れですね。亀田の試合の解説席に座っていること自体、恥だと言えるでしょう。


>とみーさん

私も昨夜はタイ国民のひとりとして、とても誇らしい気持ちになりました(^^)

冗談はおいといて、まあ実質三敗目(ボウチャン戦は実質反則負け、ランダエタ初戦は言わずもがな)ですから、「自分達で選ばない相手」に限らず、けっして世界レベルで盤石の力があるわけでもないんですが。

また、今回の相手選びがどういう理由で行われたのか、またこの内容と結果がどういう内実を秘めたものなのか...ポンサクレックの衰えを見込んでいたら見込み違いだったのか、それともそんな見込みなどなく、強敵に敢えて挑んだが敗れたのか、という点も含め、今後の亀田の試合ぶりによって、評価が左右されることでしょうね。ポンサクレックも、内藤も、数々の勝利とわずかな敗北により、さまざまな世評を乗り越えて闘ってきたわけで、亀田もまた、それを乗り越えねばならない、ということでしょう。そして今後の彼がそういう宿命から逃げ続けるならば、今回の完敗が彼への評価として定まってしまうことでしょうね。
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ぶはははは!! (とみー)
2010-03-28 16:52:25
 いや~、ざま~みろですね!
散々、ポンサクレックをバカにしやがって、しっかり負け。

 亀田の存在すら忘れて、TV見なかったんですけど、スポーツニュースを見たら、
何のことはない右フックで腰カックン、腹を打たれりゃすぐ下がる。
 ほんと、カックン、カックンなってましたね。

 ありゃ~ほんとに打たれ弱いわ。
ブッ倒される日も近いですね。

 自分達で選ばない相手には勝てないってこともよくわかって、よかったです。

 これが本当の姿。
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Unknown (SATOYAMA)
2010-03-27 23:18:18
正直、ようやく溜飲が下がった思いがします。
ポンサクレックも緩やかに衰えているとはいえ、試合運びの巧さ、老練なテクニックは亀田の比ではありませんでしたね。
亀田はステップワークを重視する余り、パンチに全くウエイトが乗っていませんでした。あのパンチ力では、この先世界レベルで闘っていくのは難しいと思いますが。

解説の件ですが、今回音声消していたので分かりません(笑)
なんとか、竹原&畑山のコンビに戻してくれないですかねぇ…
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これが実力か (アラサーファン)
2010-03-27 22:49:07
ポンサクが特別良かったとは思わなかったです。五年前に故小松則之さんとの世界戦を生で見たものとしては当時よりパンチの的中率が低く、微妙にガードが甘く、ペースも緩やかな印象でした。
そんな相手に完敗した亀田君。世界戦で決め手になるパンチが無いこと、横への動きが下手なこと、一度打たれると腰が退けること、まだ本物の世界王者には程遠い事を露呈しましたね。
今回はスピードもないし、体は流れるしでいいとこなし。
おっしゃる通り、鬼塚さんはもはや解説者とは言えませんね。まず衣装からしてどっかのバーの呼び出しっぽかったし。
現役時代はストイックで格好良かったのに。
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