今頃ですが先週金曜、DAZNにて配信あったWBA、IBFスーパーバンタム級タイトルマッチ。当然、ライブでは見られず、後日見ました。
デビュー8戦目のサウスポー、ムロジョン・アフマダリエフが、二冠王ダニエル・ローマンをスプリットで下し、殊勲の王座奪取でした。
序盤は探り合い、3回くらいからはローマンが相打ちのタイミングでも構わずボディブローを狙って攻めるが、中盤以降打ち合いも含め、アフマダリエフの左強打がローマンを脅かす。
打ち合いになると、アフマダリエフのパワーが生きる。また終盤になって、より細かいステップを刻み、左右への動きも冴えたものが見える。
最終回、ローマンも逆襲するが届かず。派手なダウンシーンなどはなかったですが、地味ながらどっちも強いなあ、という印象でした。
さて、岩佐亮佑の新たな「標的」として見た場合、ムロジョン・アフマダリエフはなかなか厄介、手強そうです。
セサール・フアレス、マーロン・タパレスを連破した岩佐ですが、この二人よりさらに巧く、パンチも重そうですし、何よりプロキャリア8戦で戴冠したところとあって、登り坂の途上。
粘り強く闘えるし、前後の動きだけでもかなり細かくステップを刻めるだけの運動量があり、そこへサイドステップと連動した攻防技術も持ち合わせている。
体格、リーチ、プロでの試合経験、サウスポーとの対戦経験では岩佐に分がありますし、体格的に似ているタパレスを倒していることも好材料でしょうが、当然ながらなかなか大変そうです。
もっとも、四の五の言っている場合でも無く、的が決まったんですから、もうやるしかないわけですが。
パンチの長短を巧く切り換えて打ち、しっかり突き放したいところです。
こちらの記事によれば、今後は「岩佐戦に向かう」とマネージャーが語った、とあります。
場所が問題ですが、アフマダリエフの「ファンベース」がどこに、どの程度あるものか、よくわかりません。
まさかのウズベキスタン遠征も?さすがにないですかね。
もし米国での開催がないなら、日本に持ってこれる...のでしょうか。何か、他の大試合とセットで、ということも?
いずれにせよ、なんとか挑戦出来ると良いですね。
ところで、前の記事で触れた、ライアン・ガルシアとホルヘ・リナレスが揃って出場する興行ですが、無事DAZNに配信予定が出ました。
2月15日土曜日、午前11時より配信です。ありがたや。これは楽しみですね。
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ということで、一曲。
陣内大蔵 ”Silent Moon“ です。
タイプ的にはローマンの健気さが好きなんですが(笑)アフマダリエフ、けっこう強いな、とこちらにも感心しました。岩佐が7回取れる分だけの「突き放し」を実現出来るかどうかで勝負が決まりますね。