さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

ご無沙汰更新であります

2009-09-24 22:10:28 | フロイド・メイウェザー
最近、すっかり更新が滞っておりまして...。
こんな拙いブログでも見ていただいている皆様、申し訳ありません。
これからはあれこれと注目の試合が続きますので、ぼちぼちやっていきます。
宜しくお付き合いくださいますよう、お願いしますm(_ _)m


さて、月曜日は情報シャットアウトでメイウェザーvsマルケス戦を見ました。

ま、引退やブランクや、というのとは違って、単なる加療とリフレッシュを兼ねた「休養」に過ぎまい、と
アタマではわかっていたつもりでも、やはり1年9ヶ月ぶりの試合であの違和感の無さというのは...。
好みの問題はおいて(←まだ何か文句あんのか、というツッコミが聞こえてきますが)やっぱ凄いですね。
フロイド・メイウェザーの身体の運び、眼の良さ、勘の良さには、ただただ感心でした。

ただ、純正ウェルター級の強打者相手だと、まだちょっと危ないかなという場面もありましたね。
今回の完勝は、体格に加えてスピードでもまさるという前提を考えないといけないでしょう。
以前はバルドミールやデラホーヤのような大柄な相手でも、まあ間違いは無かろう、という印象でしたが、
そこから比べると、やはりまだ...どうかな、と思う場面もありましたね。


完敗を喫したファン・マヌエル・マルケスですが、相手が普通の世界王者だったら、
例え純正ウェルター級相手でも、展開次第で勝てるんじゃないか、と思わせる仕上がりでした。
右がややループ気味で真っ直ぐじゃなかったのが気になりましたが、あれはメイウェザーの
ショルダーブロックの上を滑らせて当てようという試みだったのかも知れません。
しかしメイウェザーの速い身体の運びに、ほとんどヒットが取れませんでしたが。

それにしても、ストレスの溜まる12Rだったことでしょうね。
あれだけ「当たる」という確信を持てる射程を得られないままに1試合を終えた経験は、
マルケスのようなレベルの選手には、一度もなかったんじゃないでしょうか。
それでも懸命に出て奪った数少ないヒットは、ライト級でも体格面を不安視される選手としては、
驚異的な果敢さ、勇敢さの証だと思います。
米国上陸後のパッキャオが唯一、屈服させられなかった実力者、マルケスの強さを
改めて見たような気がしました。


各々の階級において最強の両者の対決は、ワンサイドと表現される試合になりましたが、
それも両者の、特にメイウェザーのスタイルの特殊性によるものなのかな、と感じました。
かつてのマービン・ハグラーvsロベルト・デュラン戦が意外な接戦になったのは、
ハグラーがデュランの土俵に乗ったが故、という理解がされましたけど、
メイウェザーは相手の土俵には乗らないという前提のスタイルを持ちます。
結果、懸念(←だから、何で「懸念」するんや、という話ですが)したとおりに、
内容的にはメイウェザーvsアルツロ・ガッティ戦に似た試合となりました。



あと、契約ウェイトと罰金の件について、ですが...。
自分の商品価値に自信を持ち、高い報酬を得ることを試合成立の条件にするぶんには構いませんが、
どのウェイトで良いコンディションを作れるかどうかのリスクを、カネで回避する、とは。
コンディションの面にまで、ビジネスの論理を持ち込む発想、私には、到底理解できません。

いつからか知りませんでしたが、メイウェザーには「マネー」なるニックネームがついてるんだそうですね。
試合のたびに高額の報酬を要求することを揶揄しているのなら、それはお門違いだと思っていましたが、
今回の一件を経て、なるほど、外してないな、と思った次第でございます、ハイ。

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で、今日、記者会見が行われて、発表されたんだそうですね。
内藤大助の次期防衛戦。相手はなんと(笑)亀田興毅だそうです。

何か書こうと思ったんですが、何か書くほどの思いが、自分の中に何もないことに気づきました。
現時点では「へえ、ホンマにやるつもりなんや」というのが、唯一の感想です。


まあ、実際に試合が行われるのなら、そしてそれを見られるのなら、何か思うことはあるはずです。
その時にまた、何か書くとしましょう(^^ゞ

コメント (9)
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