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今日の草履は、彩シリーズ24cm土踏まず付き〔四阡八百円〕
ブルー系で統一された草履は、とても爽やかな印象があります。女性にちょっと大き目の24cmですから、お洒落な男性がご自分用にお選びになるかもしれませんね。
金で縁取られた美しい和柄は、こちらになります。
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部屋履き草履を指して、『うちは狭いから履いて歩くところがないよ』とおっしゃる方がいます。謙遜の場合もあるでしょうし、ほんとにアパート暮らしの場合もあるでしょうね。そんなとき私が言うのは、『炊事をする人が履けばいいですよ。台所に立つ時間だけでも、ずいぶん足が楽になると思いますよ』。
大仙市大曲にお住まいの、おばあちゃんと男の子がお越しでした。おばあちゃんは、かつての「ワラ草履」を思い出させる草履実演に興味津々です。草履が足や体に与える好影響をご説明し、『現代では毎日履ける室内が一番理屈に適ってますよ』と話しました。
するとおばあちゃん、『うちは古い造りだがら、履く場所がねぇものなぁ』。そこで私がいつものように「台所」の話を持ち出すと、おばあちゃんは少し照れくさそうに、『うちの台所、今でも土間だもの』。
詳しく聞いてみると、代々受け継がれた古いお屋敷に今も暮らすおばあちゃん。廊下の部分はいくらかあっても、部屋という部屋はすべて畳敷き。さらに台所はサンダル等を利用する土間なんですね。確かにかつての日本家屋はそんな造りでしたよ。
おばあちゃんが言う『履く場所がねぇものなぁ』は、謙遜でもなんでもない率直な話だったんです。でもそんな造りの家がとても懐かしく、そして暖かく想像しました。
おもわず『いや~、そういう家っていいんシなっ』と言うと、『あらら~、いつでも遊びに来てください~』と笑うおばあちゃん。
そしてひらめいたのは、2008年8月20日のブログでご紹介している「おまじない」。
トイレに草履を飾る(置いておく)というのは、かつて農村地帯の家屋で当たり前だった、トイレが母屋と離れていたことの名残りじゃないですかね。厠(かわや)へ行くためには必ずワラ草履を履いた生活が、きっとおまじないとして現代に語り継がれているんでしょう。