角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

もしものゴールデンウィーク。

2012年04月06日 | 地域の話




今日の草履は、彩シリーズ27cm土踏まず付き〔五阡四百円〕
シブさで評価したら最高点をもらえるような、グレー基調の草履です。青のいらかを組み合わせたことで、単純な地味とは違う大人のカッコよさがあると思います。
今年の干支である龍が舞うベース生地は、こちらになります。



いやはやなんとも、寒いです。4月に入って一週間も近いのに、いまだに雪が降りますよ。朝の最低気温も氷点下まで下がりますから、私の知る限りタイヤ交換を済ませた人はいませんね。今冬の厳しさを物語る雪の塊が、冷たく固まったまま残っています。

今朝のテレビに小田原城が映っていました。桜が八分咲きと言いますから、ちょうど見頃を迎えた感じでしょうか。角館の桜が一番綺麗だなんて言うのは角館人のシャレで、日本全国どこの桜も綺麗ですよ。こういう映像を見せられると、尚のこと角館の桜が楽しみになってきました。

散策のお客様とも桜の開花予想が話題になります。なにしろ冷たい風に小雪が舞う中で西宮家に入って見えますから、みなさん「遅い」ことだけは肌で感じておられます。私たちもこの寒さは異常と思いますし、関東が満開のときに角館が雪というのもあまり記憶にありません。

今の状況で開花を予想するのはいささか乱暴ですが、関東・関西の5日遅れをそのまま角館に持ってきたとき、たとえば去年の5日遅れならいつになるでしょう。それは5月8日くらいなんですよ。8日から10日くらいが見頃になりますか。歴史を紐解けば、そういう遅い年が確かにあったそうです。

私が観光関係に従事してから、角館の桜の見頃がゴールデンウィークを過ぎたケースを未だ知りません。少なくとも記憶には出てこないんです。仮にそうなったとき、角館観光はどういうふうになるんでしょうか。

明日は角館あきんど塾の定例会があります。そんな「もしものゴールデンウィーク」も話題になるでしょう。
コメント
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