角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

経済の活性化。

2012年04月01日 | 地域の話




今日の草履は、彩シリーズ23cm土踏まず付き〔四阡六百円〕
四月新年度初の今日の草履は、三日前に到着したばかりの春の新柄です。紺地に金の和柄がとても鮮やかですね。いろんなシーチングと組み合わせてみますが、ひとまず今日は紫にしてみました。「紫系おまかせ」にピッタリじゃないでしょうか。
美しい平生地はこちらです。



平年より数日遅れで、東京に開花宣言が出されました。角館は東京からだいたい一ヶ月遅れが相場なんですが、今日また雪が降りました。角館の開花時期はまだまだ分かりません。とにかく今は、ゴールデンウィークの中に見頃が来るのを祈るばかりですね。

年度が変わる前に次女を仙台まで送ることにした理由は、高速道路の無料期間が大きかったです。昨日の3月31日までが無料措置期間、盛岡~仙台南の往復だと結構な金額になるんですね。

しかし考えることは皆同じなんでしょう。東北自動車道の岩手県~宮城県で、これほどの車の量ははじめて見た気がします。特に帰路の昨日、どこのSAもたいへんな混雑でした。土曜日で且つ無料最終日ですから、家族連れがとても多かったですね。売店も食事も人の切れ間がありません。

昼食にラーメンでもと思ったのですが、あまりの人の多さにひとまず高速を降りることにしました。大盛況の高速道路と裏腹に、一般国道は寂しいくらい車が少なかったです。ドライブイン的なお店があっても、お客さんらしい車がありません。暖簾が掛かっていても、なんとなく入れないもんですね。

消費税の増税問題がずいぶん言われています。政府では、将来の社会保障に明るさがあれば、現在の消費にも活気が出ると説明していました。つまり将来が心配だから、今がケチになっているということですね。

言われればそんな理屈もあるのかと思ってしまいますが、高速道路のSAがあれだけ盛況なのは、通行料がタダだからでしょう。であれば、むしろ増税ではなく減税のほうが経済は活発になるような気もします。

まぁ、そういうことは専門家に任せましょう。草履職人は明日の配色でも考えますか。
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