角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

良いお年をお迎えください!!

2012年12月31日 | 実演日記




今日の草履は、彩シリーズ24cm土踏まず付き〔四阡八百円〕
今年最後の「今日の草履」は、今年の漢字に選ばれた「金」で統一してみました。荘厳で優雅な金色は、人の心を魅了してやまない美しさがあります。
今年の漢字に選ばれた理由のひとつには、消費増税をはじめとする「お金」の意味もありましたね。たしかにお金も人の心を魅了しますか。黄金の平生地はこちらです。



いよいよ2012年も残すところ今日一日です。やり残したことや満足できていないことが頭をよぎりますが、ひとまず今年はもうあきらめるしかありません。欲を言えばキリがありませんし、そもそも人は自分に甘いもの。今年もそれなりの成果があったと思いましょうか。

2013年の草履実演は、早速明日の元日からスタートです。天気を思うと大勢のお客様は期待できませんが、それはそれとして一年を始めたいと思います。
あらためまして、今年一年のご愛顧に感謝申し上げます。そして来る2013年も、どうぞ宜しくお願いいたします。

皆様、どうぞ良い新年をお迎えください!!
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北東北の偉人。

2012年12月29日 | 地域の話




今日の草履は、彩シリーズ26cm土踏まず付き〔五阡二百円〕
明るい緑色もそうですが、ところどころに出てくる水色やオレンジ色が可愛いですね。サイズは26cm、靴サイズで27cmまでOKですから、お若い男性が選ばれるかもしれません。

年の瀬が押し詰まった角館は、12月として記録的な積雪量になっています。昨日と今日は穏やかな天候で一息ついているものの、一昨日までの三日間はあきれるほどの量が降りました。一昨日の時点で75cm、角館は県内平野部の最大値らしいですよ。

この時期新聞に掲載される「今年の十大ニュース」を見ると、その一年の出来事がよく思い出されます。と当時に、中にはすでに記憶の遠く彼方というニュースもあって、一年がいかに早く過ぎていくかを実感しますね。

そんな十大ニュースの高位にランクされるのが、記憶に新しい自民党圧勝の衆院選でした。ここしばらくの間、ほんとに政界が動きましたね。選挙後も日本未来の党が分党とかで、この流れはまだしばらく続くのかもしれません。

分党してまた「生活云々」の党名に戻った小沢さんですが、民主党から集団離党した後、なんか精彩に欠ける気がします。未来との合流も、忙しなさばかり目立った感じでした。政界では北東北の偉人である小沢さん、これからどうするんですかね。

自民党新政権で官房長官を務める菅義偉(すが よしひで)さんという人は、神奈川県の選挙区ながら出身は秋田県湯沢市(旧雄勝町)です。湯沢高校を卒業した後、集団就職で上京。働きながら法政大学を卒業し、その後衆議院議員の秘書として政治を学んで、横浜市議、衆院議員と進んで行くんですね。

全国的に名前が知れるのは、2006年第一次安倍内閣で総務大臣を務めたときじゃないでしょうか。
数年前、旧雄勝町の生家に暮らすお父上が他界されたとき、中央政界や自民党組織からの献花の注文に、湯沢市・雄勝郡の花という花が売り尽くされたという話がまことしやかに流れたものです。

地元紙でも秋田県出身者の官房長官就任は、お祝い的に取り上げられていました。旧雄勝町は秋田県の中でも豪雪地帯、かつての冬場は陸の孤島だったでしょう。そんな土地から集団就職で上京し、やがて国民を代表する政治家となった菅さん。それほどの精神力を持った人が秋田県出身であることに、ちょっとした誇りを感じました。

北東北の偉人は、これからもどんどん世に出て欲しいものです。
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田舎の就職難。

2012年12月26日 | 家族の話




今日の草履は、彩シリーズ25cm土踏まず付き〔五阡円〕
黒にエンジはよく映えますし、和柄同士の組み合わせもシックリまとまった感じですね。ベースの黒基調の和柄は、座布団カバーにして実演席で使いたいお洒落さですよ。

クリスマス寒波を云われ身構えていましたが、手ごわい大寒波は今日やって来ました。昨夜から風の強さは感じていたものの、早朝除雪車が置いていった雪の量はさほどでありません。それが一転、瞬く間に猛吹雪となりました。夜までに本日三度目の雪よせが必要です。

冬休みで長女と次女が帰省し、クリスマスの晩ごはんから5人が揃っています。一応ケーキは用意したものの、長女と次女が自分たちで作りたいと言い出したそうです。この二人はアパート暮らしでよく自炊していて、食べるものに手間を掛けるのが嫌いじゃないのでしょう。厳しい評価は似合わない、素人手作りケーキがこちらです。



さて、保育士を目指している長女。短大の二年間を無事に終えることが出来そうで、来春から社会人となる予定です。卒業に先駆け今秋、仙北市保育士職員採用試験に臨んだのですが、二次試験であえなく落ちました。聞けばめちゃくちゃ狭き門。非正規が30%を超える時代、新卒なんぞは推して知るべしですよ。

次の選択肢のひとつが、臨時採用への応募です。これはハローワークを介することになるため、事前登録の必要があると言うんですね。私はこれまで職安というところに入ったことがありません。これもひとつの経験とばかり、猛吹雪の運転手を兼ねて出掛けてみました。

若い女性職員の愛想の良さと裏腹に、壁に貼られた求人件数はいささか寂しいものでした。専門資格を必要とせず経験さえ不問の職種に至っては、秋田県最低労働賃金での求人も少なくなかったです。それでも仕事があるだけ幸せというのが、今のご時世なのでしょう。

今朝の地元紙に、就学費用のあらましを大きく掲載しています。国公立か私立か、自宅通学かアパートか、理系か文系か医学系か、はたまた就学年数は何年か。それぞれの条件で金額が変わるものの、いずれにしろ一年に数百万円の大事業です。

娘たちに掛かった費用の元を取るのはいつになるのか。生まれて初めてハローワークを訪ね、そんなことは考えないようにしようと決めました。
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出会いから継続へ。

2012年12月25日 | 実演日記




今日の草履は、彩シリーズ23cm土踏まず付き〔四阡六百円〕
美しい和柄に優しいピンクの組み合わせは、穏やかな日本の女性といったイメージでしょうか。今日編んだ最後の草履がこちらで、ひとまず在庫となりました。お正月らしい色使いにも思えますから、元日にまた展示しましょう。

本日322日間をもちまして、2012年の草履実演を終えました。東京の仕入部長さんからいただいたブログコメントにもあるように、一年の88%を務め上げたのは結構頑張ったと思いますね。

本日のお買い上げは定番配色①の23cmが1足でした。一年のラストの日に配色ランキング一位の草履が選ばれたのも、もしかしたら誰かからの労いかなとも思えます。

今年もいろんなお客様と出会えた一年でした。角館を旅し、西宮家に入って草履実演に立ち止まる。お互いの人生の中で、ホンの一瞬の出来事ですよ。でもその何%かはリピーターさんとなって、また会えることになるわけです。大きくて大切な「縁」だと思いますね。

11月18日のブログでご紹介した青森県のおばさまから、先日お電話をいただきました。ご自身で履く草履はお買い上げだったのですが、お電話はミニ草履のご注文です。『確かトイレに飾るおまじないがあったでしょ。お世話になっている方へ、クリスマスプレゼントにしようと思って…』。
実演席でのおしゃべりを憶えてくれていたんですね。

そのお電話の際に、草履を履いてみてのご感想を訊ねてみました。『ふふっ』と軽く笑った後におっしゃるのは、『実はまだ履いてないんですよ。今年はほんとにいろんな人たちとの出会いがあったんです。こわくびホテルもそうだし、草履屋さんとの出会いもそうなの。この思い出深い一年がまた来年も続きますようにって、草履は元日から履こうって決めたのっ』。

過去にもおひとり、元日に新しい草履をおろすというお客様がいました。年の初めに何か新しいものに替えるというのは、「気分一新」という意味が大きいように思います。でもこちらのおばさまは違いました。それは「継続」。今年の良き思い出を来年に引き継ぐため、あえて年が明けてから使い出す。創り手としてとても嬉しかったです。

今年一年草履実演をご覧くださった皆様、角館草履をお買い上げくださった皆様に、あらためて御礼を申し上げます。そしてまたいつかお会いしたく存じます。
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明日は今年最後の実演です。

2012年12月24日 | 実演日記




今日の草履は、彩シリーズ27cm土踏まず付き〔五阡四百円〕
魚ヘンプリントに、シンプルな紺を合わせてみました。配色としては無難な印象ですが、なにしろベースのプリントが面白いですよね。
近年「加齢」と共に魚が美味しくて仕方ありません。先日友人からおすそ分けされた「鰈」、その姿も味も「華麗」とさえ感じましたよ。

カナダからのご夫婦旅。ご主人がカナダ人で、奥様は福岡のご出身だそうです。奥様のご両親が昨年角館を旅し、とても高い評価をくださったとのこと。こうして人から人へ口コミされるのは、地元民として嬉しい限りですね。

奥様が角館草履を気に入ってくださり、定番配色⑧をお選びでした。ご主人とふたり試し履きで米蔵を一周されましたから、おそらく草履が心のツボにはまったのでしょう。単純な衝動買いとは違う、草履に強い縁を感じるお客様との出会いは、一年を通じて多いです。

2012年の草履実演も、いよいよ明日一日となりました。今年の元日を皮切りに、明日までの通算は322日を数えます。足掛け八年の実演生活で最多日数、自分に対して少しは労いの気持ちがありますよ。

実演はお休みに入っても、ブログ更新は出来るだけ続けるつもりです。大晦日にご紹介する今年最後の「今日の草履」、そして新年2日か3日を予定している2013年最初の「今日の草履」も、配色はすでに決めました。
まずは明日、今年最後の草履実演をしっかり務めて参りましょう。
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夢が足りない草履職人。

2012年12月23日 | 地域の話




今日の草履は、彩シリーズ23cm土踏まず付き〔四阡六百円〕
赤と黒の組み合わせは、メリハリが利いて良いですね。それぞれ桜をモチーフとしたプリント柄も、実に良く合っています。おそらくですが、こうした配色こそ中高年のおばさまに選ばれるでしょう。

クリスマスイヴを明日に控え、街は彩り豊かなイルミネーションに輝いています。西宮家のある立町商店会も、結構な軒数が電飾に飾られていました。
昨今は一般の住宅でもイルミネーションが増えてますね。おそらく一度やってしまうとやめられなくなるんじゃないでしょうか。年毎に電飾の数が増えているお宅もありますよ。

先日わが家の三女が言うのは、『うちもイルミネーションやればっ。新幹線の人にも見えるし、結構イイ場所じゃね!?』。
新幹線から触れるくらいの位置にわが家はありますから、三女の言うことは案外まんざらじゃないんですね。

でもちょっと冷静に考えると、どうしてもその気になれません。設置と撤収の手間ヒマや掛かる電気代、そして周囲の評価によってイジりたくなる私の性格を思うと、最初から手をつけないに越したことはないと思うわけです。きっとそういう面に対しての「夢」がないんでしょう。

今日ひとりの男性がミニ草履を眺め、12月14日のブログでご紹介した「おまじない」を読んでいました。すると妙に納得したように、『これはオモロイ話ですねぇ』。言葉は関西弁です。
『明日クリスマス会でプレゼント交換がありますから、このミニ草履ふたついただいて行きますわっ』。

今月の頭に開かれた角館あきんど塾の忘年会で、私たちもこの「プレゼント交換」を初めて取り入れてみました。二千円程度の品物を各人ひとつずつ用意し、ジャンケンで当選者を決めるものです。

そのプレゼントを、いつでも用意できるつもりで後回しにしたのがいけませんでした。気づくと忘年会は明日、もう探す時間も気力も失せています。崖っぷちで思いついたのが「現金2,100円」。シャレのつもりで消費税も加えたわけです。

そもそもプレゼントというものは、「自分だったらこれが欲しい」という観点で探すものです。そこらへんに、草履職人の夢の無さが見えるんですねぇ。
明日は世界中で、夢があふれたクリスマスストーリーが展開されることでしょう。当地は「クリスマス寒波」がちょっと心配です。
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大足も遺伝。

2012年12月22日 | 実演日記




今日の草履は、彩シリーズ27cm土踏まず付き〔五阡四百円〕
こちらも冬の新柄です。ベースの布地、黒基調の和柄プリントがなんともお洒落ですね。組み合わせのとんぼプリントとも、良く合っていると思います。
大きめサイズ27cmで編みましたので、粋でお洒落な長身の男性がお選びくださるでしょう。

1cm毎のサイズ別価格を取り入れて、ほぼ一年になります。自ずとサイズ別売上数も明確になるわけで、23cmが34%を占めて一位になりました。昨年までもそんな印象は持っていましたが、こうして数字に表れると「なるほど」と思いますね。23cmが全体の三分の一に及ぶとは、いささか意外でした。

1cm当たり200円と価格を細分化したことは、常連さんたちにも大きな違和感なく受け入れられたと思っています。ご理解にあらためて感謝を申し上げたいところです。
価格の細分化には、その要因のひとつに「布」の値上がりがありました。今年に入って「イ草」も値上がりしましたが、しばらくは価格転嫁を考えていません。

「1cm当たり200円」には、面白いエピソードが生まれています。今年の夏でしたか、ご夫婦旅のお二人が揃ってお買い上げくださることになりました。奥様は確か23cmで、体の大きいご主人は27cmだったんですね。ご主人に価格を訊ねられ「1cm当たり200円」をお伝えすると、『いや~、親を恨むなぁ』。

周囲にいた数名のお客様と共に、私も大爆笑でありました。
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冬こそのご縁。

2012年12月21日 | 実演日記




今日の草履は、彩シリーズ23cm土踏まず付き〔四阡六百円〕
紫系の色使いは、角館草履のレパートリーになくてはならない配色のひとつです。好き嫌いがハッキリしている紫は、それこそ好きな人には譲れない色じゃないですかね。
美しい和柄のベース生地はこちらになります。



神奈川県川崎市からお越しのご夫婦旅。とても明るく賑やかなご夫婦で、それまで静かだった実演席が一気に華やぎました。試し履きをしてさらにテンションが上がった奥様、『お父さんも履いてみなさいよっ、これいいわ~』。

ご主人の『買ってあげるよ』の言葉に配色選びをはじめた奥様は、『あっ、もしかしたら靴ってこれのことだったんじゃない!?』。するとご主人も、『そうかっ、靴も草履も履くものだしなっ』。
お二人の会話にネタの匂いを感じた私は、すかさずその意味を訊いてみました。

『いや~、旅行の記念に靴を買ってあげるって言ったんですよ』とご主人。奥様が特に靴を所望したワケではないらしく、ご主人が旅の記念に思いついたのがたまたま靴だったのでしょう。それで、「靴も草履も履くもの」に繋がったわけですね。

師走も下旬に入り、そのうえ積雪量もかさんでくると、いよいよ散策される姿は少ないです。ご夫婦へ『今の角館はどこに行ってもゆっくりできますよ』と言うと、『さっき冬語りを聴いて来たんですけど、私たち二人だけでしたよ』と苦笑いのご主人。
マンツーマンの「角館冬語り」は、なかなか経験できないと思いますよ。

今年も残すところあと十日、草履実演はあと四日になりました。まだまだ長い冬ですが、人影少ない時季にこそ縁ある出会いがあるものです。明日から少しずつ長くなる日照時間を励みに、今日のご夫婦のようなご縁を待ちたいと思います。
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角館らしい変わり者。

2012年12月19日 | 実演日記




今日の草履は、彩シリーズ23cm土踏まず付き〔四阡六百円〕
エンジと紺の相性の良さに加え、互いの和柄が良く似合っています。彩り豊かに配色を揃えるのが角館草履の面白さですが、中でも今日の草履のような和の競演が私は好きですね。より角館らしいとも思えます。

ここ数日穏やかな天候で喜んでいたのが、またまた白一色の景色に戻りました。真冬日の一日となった今日の角館は、朝から休みなく雪が降り続いています。30cmは超えましたかね。師走も下旬に向かい、角館らしい厳寒期に入ろうとしています。

昨日のこと、地域の子育てサポートグループ「はっぴぃ・マム」の代表が、見覚えのない女性を連れ立って西宮家を訪れました。どうやら昼食をとるため、北蔵レストランへお越しのようです。

「はっぴぃ・マム」の代表がふと気づいたように言うのは、『あっ、今度はこの草履を取材にくれば!?』。
見覚えのない女性というのは、秋田市から「はっぴぃ・マム」の取材に見えたんですね。角館草履にも関心を示され、食事のあと少し話をしました。

上司の了解を取り付けた後、年明けにまたお越しになることでひとまず決着したのですが、世間話の中で逆に私が取材したいと思うネタを見つけましたよ。それは女性が、「ゾウ使い」の国家資格を持っていることなんです。

数年前に一週間の予定でタイを旅した彼女は、不運にも地震と津波に遭遇しました。とっさの判断で木に登り事なきを得ましたが、かなり危険な状態だったそうです。
津波が来る数分前、ゾウが人間を背中に乗せて山の方角へ走る姿を見ていた彼女は、後にそれがゾウの本能であったことを知るんですね。

ゾウという動物は、ゾウ使いの命令に従うのが掟です。ですからゾウのほうから「背中へ乗れ」とは命じません。でもそのときばかりは違ったんです。ゾウ使いはゾウから降りて作業をしていました。ゾウはなんらかの能力で津波襲来を察知したのでしょう、地面に伏せてゾウ使いに「乗れ」と命じました。

この事実を知った彼女は『私もゾウ使いになるっ』と一大決心をし、四年をかけてタイの国家資格を得たんだそうです。昨日も彼女に向かって言ったのですが、こんな変わり者はそうそういませんよ。この話はもう少し詳しく聞かなくてはいけませんね。

仮に角館草履の取材を上司がOKしなかった場合も、彼女には必ず遊びに来るようくれぐれも伝えました。変わり者は案外“角館らしい”と、私は思ってるんですがね。
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反省と再チャレンジ。

2012年12月18日 | 地域の話




今日の草履は、彩シリーズ23cm土踏まず付き〔四阡六百円〕
「紺系おまかせ」にぴったりの今日の草履は、一点限りの限定品です。そうしたときは、お客様の「ファイナルアンサー」を待って教えるんです。するとその縁の不思議さを格別に喜んでくださいますね。

ここ二、三日のマスコミは、選挙結果一色になっています。国民の代表を決める衆院選ですから、それは当然のことでしょう。それにしても、下馬評通りの結果になりました。おそらくこんな感じになるんだろうなぁと思いながら、多少の違和感もあります。

前回の衆院選では、熱にうなされたように皆が民主党を唱えました。美味しそうな公約を並べたのが大きな原因ですが、「自民党政権はもうイヤだ」と思ったのも確かだったと思うんです。

あの3年前を忘れたかのように、今度は自民党圧勝ですよ。消去法で残ったのが自民党という人も多いそうですが、もうどこにも入れる党がないと思った人は、棄権の道を選んだんですかね。前回選挙を10ポイントも下回る投票率でした。

政権奪還の自民党も、消去法や多党乱立の漁夫の利をしっかり自覚しているのでしょう、笑顔は少なかったです。石破幹事長には元々笑顔が似合わないので、むしろそれが良かったかもしれません。決して悪口じゃないですよ、私は石破さんを支持していますから。

自民党にしても民主党にしても、大きな反省の元に出直すということなんでしょうね。再チャレンジは人の日常によくあることですし、あるべきこと、あって欲しいことじゃないですかね。政治家の皆さん、そして酒井法子さん、どうか頑張ってください!
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