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今日の草履は、彩シリーズ23cm土踏まず付き〔四阡六百円〕
春の新柄に入荷した金色プリントの中でも、一見して独特の美しさを放っていたのが、今日の草履に使用した生地です。絵心のない私でも、この美しさは分かりましたね。
『履くのがもったいないわねぇ』というお客様の言葉も、今日の草履には反論しないかもしれません。平生地はこちらです。
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今日の角館も、充分に春を感じられる好天と暖かさでした。最高気温で二桁まで上がったでしょうか、また一層雪解けが進んでいます。
この天候と裏腹に、散策される姿は多くありません。おそらくですが、北国で遅れていた春を待っての作業が、一気に始まったんじゃないですかね。
先日仙台市の常連さんからお電話をいただいたのは、新築のお祝いに草履を贈りたいとのご注文でした。『あんまり大げさにしたくないから、草履が一番いいと思って…』とおばさま。ご自身がご愛用されているからこその思いつきですね。そうした使われ方は、作り手としても嬉しいお話です。
今日お訪ねのおばさまはご実家が角館に程近く、二年前のお里帰りの際に角館草履をお買い上げくださったそうです。このたびのご注文は、娘さんが嫁いでいる外国のお舅さんとお姑さんへのプレゼントでした。
ポカポカした春の陽気には、なんとなく「贈り物」がよく似合う気がします。
角館草履のプレゼント利用といえば、文句ナシに「母の日」でしょう。毎年母の日近くになると、草履コーナーではいくつものエピソードが生まれます。
実母であれお姑さんであれ、はたまた奥様であれ、大切な人へ「草履を履かせてあげたい」の心は、私こそ大切にしたいと思っているんです。
そこで草履の展示パネルに、昨日張り紙を掲げました。
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できるものであれば、各サイズに充分な在庫のあるうちに、お似合いになりそうな配色を選んで欲しいと思っています。桜が咲き出せばもう在庫は増えませんし、今年の開花日によっては満開と母の日が重なる可能性もあります。
母の日のような配色選びには、ゆっくりじっくり時間をかけてくださると、なにより私が嬉しいんですよ。