角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

いくつでもピンク草履。

2017年10月23日 | 実演日記



ご夫婦ペア草履のおまかせオーダーが相次いでいます。こちらは広島県福山市のご夫婦。六十代後半でしょうか。ご主人のお好きな色がピンクとのことでした。

ピンク系…
こー見えて私もキライなほうではありません👀
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人と違う草履。

2017年10月17日 | 実演日記
千葉県香取市のおばさまのオーダー草履が編み上がりました。すべておばさまご指定の配色です。

配色選びにやや時間を要したおばさまへ、ご主人が出発を促すと…

『あたしは人と同じようなのがイヤなの‼』

ご主人に特に変わったところは見受けられませんでした👀
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

かまわぬ。

2017年10月15日 | 実演日記



東京都品川区のご夫婦の草履が編み上がり、本日発送いたしました。
配色はおまかせでしたので、先日入荷した「かまわぬ」のペア草履にしてみました。

この「かまわぬ」、平賀源内と同じ頃でしょうか。「己の身はかまわず弱き者を助ける」という心意気を表した絵文字です。大衆芸能花盛りの当時、とある歌舞伎役者が好んで来た着物の柄が巷でブームとなったようです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

足軽草履。

2017年10月14日 | 製作日記




長さ約15cmですが、子供用ではありません。かつて身分の低い足軽が履いた草履で、「足半(あしなか)」と呼ばれるものです。

身分にとらわれない織田信長や西郷隆盛も愛用したと伝えられています。

角館草履でもかねてから足半を販売しておりましたが、この試作品の大きな違いは鼻緒(先ツボ)の位置にあります。

通常の先ツボと比較し、かなり前に付いているのがお分かりでしょうか。
そんなに前に付けたら指が草履から出てしまうとお考えの方、まったくその通りです。
実はこの足半は、足指で草履そのものを掴むためのものなのです。

近年足の指が掴めない、或いは掴む力の弱い「浮き指」の日本人がとても増えているそうです。
踏ん張りが効かないため転びやすいのはもとより、これが腰痛や肩こりの原因にもなると云います。

通常の草履でも足指の力を養うことは出来ますが、この足半はその効果が著しく高いと考えられます。

モニターさんの意見を聞きながら、製品化が可能か検討してみます。
近日中に実演席にも置きますので、お立ち寄りの際はぜひご体験ください🎵
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

角館草履の価格について。

2017年10月12日 | 製作日記



【お知らせ】

角館草履の主要素材であります「唐草」「桜」等の和調プリントについて、次回仕入れから20%の値上げが伝えられました。

熊本県八代産のイ草はすでに今春から値上げとなっており、土踏まずに使用している部材も値上げとなっています。
さらに運送費につきましても、現在値上げの要請を受けているところです。

以上のような背景から、角館草履の価格を平成30年元日より変更せざるを得なくなりました。
値上げ幅につきましては、熟慮のうえ後日お知らせいたします。

尚、新価格は元日以降のご注文から適用とし、本年12月31日までのご注文につきましては、納品が元日以降であっても現在の価格といたします。

ご理解くださいますよう、謹んでお願いを申し上げますm(__)m
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

11日・12日お休みです。

2017年10月10日 | 実演日記
納期が少し縮まりましたので
紅葉本番を目前に一息入れます。

このあとは紅葉シーズンを
ノンストップで走りきります。

いや
座りきります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

七転八起草履

2017年10月09日 | 実演日記





青森県つがる市の女性のオーダー草履が編み上がりました。
間もなく古希を迎えるお義父さまへ、お義母さまとセットで贈り物です。

ご希望配色は完全おまかせでしたので、カラフルなだるまプリントに唐草を組み合わせてみました。

七十年の人生ともなれば、七転び八起きがいくつもあったことでしょう。それでもこうしてお嫁さんから贈り物が届けられるということは、今の幸せも想像に難くありません。
幸せ家族が唐草のように脈々と続くことを願っております。

という話を、ちょうど編んでいたところに居合わせたおばさまへ話すと…

『あぁ、いいお嫁さんねぇ…』

何かあったのでしょうか👀
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本の文化を知る外国人。

2017年10月02日 | 実演日記
様々な施策が功を奏しているのでしょう。近年の角館で外国人観光客と出会わない日はほぼありません。

中には言葉と共に日本の文化をそこそこ学んでいる人もいて、少しばかり嬉しくなるものです。

台湾人と思しき青年が「温故知新」の色紙を見つけると…

『コレ シッテマ~ス ウンコチシン🎵』

もう正解でいいんじゃないでしょうか👀
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする