角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

託児所と託爺所。

2013年05月30日 | 実演日記




今日の草履は、彩シリーズ23cm土踏まず付き〔四阡六百円〕
おばさまも70歳代ほどになると、『赤いのはちょっとねぇ…』とおっしゃる方もおります。それはご家族や周囲に配慮しての発言なのか、ほんとに派手を好まないのか、瞬時にはなかなかわかりません。ですから「今日の草履」のような幾分シブ目の女性用も、必要な配色のひとつなんですね。

西宮家へご夫婦でお出でくださる常連さんの中に、奥様が米蔵で品定めをしている時間を、ひとり草履コーナーで過ごすおじさま、あるいはおじいちゃんが複数おります。米蔵の中は一般に女性が好むアイテムでいっぱいですから、逆に男性は暇を持て余すことがあるんですね。

そしてこの状況は奥様にも好都合のようです。ご主人が草履実演を眺めながら私と世間話に講じていれば、チラチラと時間の催促をされずに済むわけです。
これが子どもであれば「託児所」ですが、おじさまの場合はさしずめ「託爺所」ですかね。

東京からお越しのご夫婦旅。ご主人は若干足が不自由で、杖をご利用です。旅好きという奥様はいろんな所を歩き回りたいのですが、ご主人はその気になれません。草履コーナー前のベンチに腰を下ろすと、『俺はここにいるから、お前は好きなところを見てくればいいよ』。

奥様にしても「渡りに船」、西宮家内の散策だけでは物足りず、安藤家までおひとりで足を延ばされました。その間草履コーナーはいつもの「託爺所」、ただいつもと少し違うのは、おじさまがガンの患者さんで玉川温泉の湯治帰りということです。複数に転移している病状まで自ら話してくれました。

しばらくして奥様が戻られると、ご自分用の草履をお買い上げです。もしかしたらご主人の話し相手を務めた、お礼の意味があったのかもしれません。
でも私がほんとに嬉しかったのは、ご主人が奥様へ言った言葉です。『いや~、やっぱりここへ残って良かったよ。草履屋さんと話したのが一番楽しかった』。

おじさまは名刺代わりに、ご自分の住所や電話番号を記したメモを手渡しました。『いつか東京へ来たら電話ちょうだいよ。少しくらいならお酒も付き合うし』といたずらっぽく笑うおじさま。そういう機会が訪れる可能性は極めて低いことを、おじさまが一番ご存知なんですよ。

角館草履の実演席に設けられた「託児所&託爺所」は、いつでも開放しております。
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29日 臨時休業です。

2013年05月28日 | 地域の話
友人の愛娘が、21歳の若さでその生涯を終えました。明日は葬儀参列のため、臨時休業とさせていただきます。

親が子の葬儀を執り行う。この理不尽な冷酷の極みに、しばしば遭遇します。喪主である友人と奥さんの心中を察するに、その哀しみと痛みはいかばかりでしょうか。

この機会にわが家の娘たちとも、少し話してみたいと思っています。
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津波を知りえない土地。

2013年05月27日 | 実演日記




今日の草履は、彩シリーズ25cm土踏まず付き〔五阡円〕
青で統一された配色は年齢を選びません。また今日のように暑い日は、こうした配色に安心感さえ覚えますね。足元の爽やかさが嬉しい季節になりつつあります。

今日の角館は、いったい何度まで上がったんでしょう。予報では27℃くらいと言ってましたが、お客様の話によると場所によって30℃のところがあったそうです。3週間前まで火を入れていたストーブが、未だに草履コーナー前へ置かれていますよ。

ここ数日の地元紙には、「日本海中部沖地震から30年」の記事が連日掲載されています。犠牲者104人のうち、実に100人が津波によるものでした。山あいの小学校が社会科学習で男鹿の海岸を訪れ、津波の犠牲になっています。日常に「津波」というものを知らない地域、角館もそのひとつですね。

岩手県釜石市からお越しのご家族は、おばあちゃんと二人の娘さん、そしてひとりの娘さんのご主人の四人旅です。角館草履について簡単なご説明のあと、レストランへと入って行かれました。そして30分ほど経ったあと、『ご飯食べながら話したんですけど、記念にみんなで履いてみようかって…』。

東日本大震災でご自宅が津波に流され、二ヶ月間お寺に暮らしたあと仮設住宅に入ったご家族は、ようやく最近になってご自宅が完成したそうです。気持ちも少し落ち着いたところで、娘さんが角館への旅を提案されたんですね。
ですから「記念」という言葉には、いくつもの想いが詰まっているのでしょう。

おばあちゃんは、『あの地震以来、寝床に履物がないと恐いもの。この草履置いておいたらいいべが!?』。
非常時にはもっとちゃんとした履物が良いことを、おばあちゃんも承知の話です。地震に絡んでそうした冗談が言えるくらい、生活が落ち着いた証しなんでしょうね。

おかげさまでと言っていいのか分かりませんが、日々旅人と出会う仕事をしていると、中には被災された方も当然います。津波と無縁の角館に居ながら、津波被害の切迫した状況を人から聞かされるのは、私にとって幸せなことじゃないかと思うわけです。
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どエライ出会い。

2013年05月25日 | 実演日記




今日の草履は、彩シリーズ23cm土踏まず付き〔四阡六百円〕
ベースにシーチング(無地)を使った配色をずいぶん編みました。おかげさまで桜まつりを中心に多くが売れ、今はもういくらも残っていません。これからの夏場に向けては、涼しげな紺ベースを少し編んでおこうかと考えています。

お歳の頃は40歳代始めくらいでしょうか。どこか気品を感じる出で立ちで、ひとりの女性がお立ち寄りです。草履素材のイ草を見つけると、『これはどこのイ草ですか?』。
イ草の産地を問うお客様の半数は、熊本県もしくは九州にお住まいというのがこれまでの経験です。確かに言葉のアクセントも九州のように感じました。

『熊本の八代です。お住まいは九州ですか?』と訊いてみると、『はい~、長崎県から車で来ちゃいました~』。
長く忙しい日々が続いていた女性は、念願のマイカーひとり旅の最中と言います。愛犬を連れての気ままな旅は、もう二十日間を過ぎたそうですよ。

お住まいが長崎県大村市であることを知った私は、角館町と大村市との「友好都市」をお教えしました。女性はそれを知らなかったようです。友好都市の経緯を説明するに「戊辰戦争」の言葉を出した途端です。『あのぅ、実は私、一橋慶喜の末裔なんですぅ』。
仮に私が北三陸の出身者なら、『じぇっ』が五つは並んだでしょう。

女性はカバンから小型船舶の免許証を取り出し、記載された「氏名」を私に提示しました。そして一橋家の一員でなければ知り得ないであろう、いくつものエピソードを紹介してくれました。
しかしまぁ、世が世ならとてもありえない出会いですよ。

しかし喜んでくれたのは逆に女性のほうで、『ここへ足を運ばせたのは縁だったんですねっ。角館でこんなお話が出来たことを、帰ったら父に報告しますぅ』。土産話のうえに、お母上には草履のお土産もお買い上げです。
西宮家から数分の常光院にある「官軍墓地」をお教えすると、『お参りして来ますぅ』と迷いもなく出掛けられました。

ご承知の通り、一橋慶喜は徳川家最後の将軍です。大政を奉還し、幕府も将軍もなくなったあと、新政府により多くの資産を没収されました。女性が西宮家の米蔵を眺め、『昔はお金持ちだったんでしょうねぇ』と呟くのを聞いて、ときの流れを感じる草履職人でありました。
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好都合な季節。

2013年05月24日 | 実演日記




今日の草履は、彩シリーズ22cm土踏まず付き〔四阡四百円〕
紺系でまとめた配色は、年齢問わずお選びいただけます。特に女性の場合、配色選びに迷わないお客様に多いんじゃないでしょうか。最初から紺系しか目に入らない印象がありますね。

四日間のお休みを経て、草履コーナー及び実演が再開しました。朝のうち小雨がぱらついていましたが、次第に新緑が鮮やかに映る晴天に変わっています。気温も20℃くらいですから、散策には好都合じゃないですかね。

五日ぶりの印象は、明らかに人影が減りました。もちろんそれを予測してお休みしたわけですが、黙々と独り草履を編む時間が増えた感じです。夏に向けた在庫作りに好都合…と言えば、少々強がりに聞こえますかね。

それでも「ご縁」はあるものです。足の小さなおばさまが21cm草履を見つけ、笑顔でお買い上げくださいました。21cm草履がピッタリのおばさまによく言われるのが、『私が履ける草履があるとは思わなかったわ~』。
今日のおばさまとのご縁を、私も嬉しく思います。

ゆっくり時間をかけて散策するには、ほんとに良い時季を迎えました。特におしゃべり好きなお客様には、この時季が最も好都合かと存じます。
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芝桜フェスタ◆横手市大森

2013年05月23日 | 地域の話




一昨日、由利本荘市東由利と横手市大森へ出掛けてきました。それぞれの桜見物が目当てで、「余暇を愉しむ」を目的にカミさんと出掛けたのは、もう何年もなかった気がします。風の強さが実際の気温より寒く感じる一日でした。

東由利の「黄桜まつり」へ向かう途中、山間の集落でにわか雨に遭遇しました。道から少し下がった位置に保育園が見えます。散歩から帰る途中なのか、何人かの園児が大きな「蕗の葉」を傘代わりに持っているんですね。大事にしたい田舎の光景と思いました。

写真は大森の「芝桜フェスタ」です。「古今東西花の名前」を問われたとき、おそらく20はツラい植物オンチの私でさえ、綺麗なものは綺麗と思うものですよ。
デザイン通りに芝桜を植えていく作業がその日も続いていました。どんなイベントでも、こうした裏方さんの仕事が成功のカギを握るわけですね。



明日からまた草履作りに励みます。
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ちょっと一息入れます。

2013年05月19日 | 実演日記




今日の草履は、彩シリーズ22cm土踏まず付き〔四阡四百円〕
こちらも最近の新柄で、比較的珍しいオレンジ基調です。なんとなくお若い女性を連想してしまうのですが、中高年の女性でもオレンジが好きな方は確かにいますね。
メルヘンチックなベースの平生地はこちらです。



明日から四日間のお休みをいただくため、今しがた商品を撤収してきました。ここまで二ヶ月間休みなく草履を編んで来て、やれば出来るもんだと思っていました。それがコーナーを片付けたとたん、どっと疲労感が出るものですね。定年退職したばかりの人が、いっとき“腑抜け状態”に陥るようなものでしょうか。

「気を緩めてはいけない」を教えられる出来事が、撤収作業を終え、すべての草履を車に積み込んだ直後のお客様。秋田県潟上市にお住まいの常連さんで、お若いご夫婦です。ご主人の草履がだいぶ疲れてきたため、お買換えにお越しでした。あと5分遅ければ誠に申し訳ない結果となるところ、やはり出来るだけ休みは設けないほうが良さそうです。

休んでいるうちに、旧東由利町の「八重桜」と旧大森町の「芝桜」を観に行ってこようかと思っています。ときに観光客の立場で他の町の桜を観るのも、新鮮でありまた勉強になるかもしれませんしね。

24日から草履コーナー及び実演を再開します。しばらくは静かな角館と思いますが、そんな時季こそ「縁の出会い」は必定です。新緑の角館を訪れましたら、ぜひ西宮家にもお立ち寄りください。
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あまちゃん効果。

2013年05月17日 | 実演日記




今日の草履は、彩シリーズ25cm土踏まず付き〔五阡円〕
明るい青をベースに、すがすがしい爽やかな草履になりました。梅雨時から夏場の汗をかきやすい時期に、角館草履はひとつの需要期を迎えます。配色からも涼しさを提供できたら申し分ないでしょう。

一昨日のこと、東京都新宿区にお勤めのおばさまから、お電話によるオーダーを賜りました。昼のことでしたからやはりカミさんが応対し、ご希望配色を「青のさっぱり系」で承ったようです。息子さんへのプレゼントでサイズは25cm、「今日の草履」がぴったりじゃないでしょうか。

角館草履をプレゼントにご利用くださるお客様が多いです。「母の日」はその典型例ですが、そのほかにもいろいろな場面でお訪ねくださいます。一週間ほど前は地元のおばさまが、定年退職されるお二人への記念にとお買い上げでした。そうした使われ方は、作り手としても嬉しいものです。

その日から三日ほど経って、5人ほどのおばさまグループがお越しでした。うちのおひとりが角館草履のプライスカードを見て、『じぇじぇっ、こんたにするものだったのがぁ…』。少し話を聞いてみたら、やっぱり一週間前の退職記念でした。健康効果をご説明し、納得の笑顔でお帰りです。

ところでおばさまの発した『じぇじぇっ』は、今や大人気番組の「あまちゃん」で使われる決まり言葉ですね。当地でこの言葉は使いませんから、おばさまたちは今の流行りとして使っているのでしょう。

「あまちゃん」の舞台は岩手県久慈市。今年のゴールデンウィークの人出は前年比二倍だったそうです。観光担当者の弁として、『こんなに多くの人で賑わったのは過去に記憶がない』との新聞記事が出ていました。これぞ「あまちゃん効果」、まさにドラマを地で行くストーリー性ですね。

今年の桜まつりでは、とうとう久慈市在住のお客様と出会えませんでした。これからも引き続きお待ちするとして、約20年ぶりにこちらからお訪ねするのも有りかと思っています。
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中学生の質問。

2013年05月16日 | 実演日記




今日の草履は、彩シリーズ26cm土踏まず付き〔五阡二百円〕
男性用も「今日の草履」のように、粋でお洒落な配色をいくつも編みます。定番配色が人気を占める中で、こうしたちょっと独特な配色を好まれる男性が必ず現れるものですね。おそらくそう遠からず選ばれて行くでしょう。

桜が終わり新緑の時季を迎えると、決まって増えるのが小学校や中学校の社会科学習です。昨日は仙台市の中学校二年生が、そして今日は秋田県五城目町の中学校一年生が訪れました。いつもは草履コーナーを通過するだけですから、子どもたちとの接点は簡単な挨拶程度です。それが今日は少し違っていました。

ちょうど関西からお越しのおじさまが試し履きをされていたときです。五城目町の中学生グループが実演席前に整列しました。『少し質問を用意してきたので、お時間をいただいていいですか?』。学校での予行練習が目に浮かぶ、中学生らしく初々しい挨拶です。関西のおじさまの了解を得て、『はい、わかりました』と応じました。

簡単に応じることにしたものの、中学一年生が用意した「質問」は実に面白かったですよ。「角館には一年にどれくらい観光客が来ますか?」「この仕事は何代目ですか?」。これらはまず一般的ですし、私が答えて問題ありません。

ちょっと困ったのは、「西宮家の誇りはなんですか?」「西宮家を公開して良かった点はなんですか?」。これらを私が答えていいものか迷いましたね。けれども中学生を相手に立場的な話をしてもつまりません。そこは西宮家を代表するつもりでお答えしました。

一番笑ったのは「売上は何に使っていますか?」。私を差し置いて答えたのは関西のおじさま、『そりゃ、生活費やろ!』。私の答えには、生活費の上に莫大な教育費を加えました。
そして面白い質問が、「どうして角館で働いているんですか?」。冷静にこうした人生哲学を訊かれると、中学一年生にどう答えたものか瞬間悩みましたよ。

5月9日のブログで触れた、角館中学校三年生の「聞き書き学習」。今日の出来事をこれの“前哨戦”とも考えたのですが、よもや「売上金の使い道」をインタビューされることはないでしょう。
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慣れないプレゼント。

2013年05月15日 | 実演日記




今日の草履は、彩シリーズ22cm土踏まず付き〔四阡四百円〕
たびたびご紹介するシーチング無地をベースにした配色。黄色の場合は爽やかさが強く出ますね。これから迎える梅雨時には、足元の黄色が心地良さと爽やかさを感じさせてくれるでしょう。

静岡県浜松市にお住まいの常連さんから、昨日お電話によるご注文をいただきました。日中のためカミさんがお受けしたところ、「22cmで爽やかな色2足」をご希望とのこと。一足は「今日の草履」にしようかと思っています。

まだ桜が綺麗に残っていた数日前、横浜市からひとりのおじさまがお立ち寄りでした。70歳代も半ばくらいでしょうか、お元気は間違いないのですが、まず一般に「おじいちゃん」と呼ばれる年代ですね。
草履実演を興味津々眺めながら、足の健康効果にとても高い関心をお持ちでした。そしてもうひとつ目を留められたのは、「母の日」のポップだったんですね。

おじさまは頭の中に、奥様へのプレゼントを思い浮かべました。ただもうひとつ気持ちがそこへ行かない理由は、足のサイズを知らないことと、プレゼントなんてもう記憶の中にないほどしたことがなかったわけです。男の照れといいますか、なんとなくそういう感覚が私にも分かるんですね。

あと一押しを期待しているおじさまの心を察し、サイズは身長から割り出して23cmとしました。あとは台所に立つ主婦層がとても重宝にご使用であること、一定の年齢に達したご高齢者にスリッパは危険であること、そしてプレゼントの際はご高齢と言えども明るい色が良いこともお伝えしました。おじさまは嬉しそうに配色選びをされたものです。

そしてその二日後、おじさまからお電話がありました。『23cmだとちょっと小さかったんですよ。それから色は緑がいいって言うんです。交換なんてしてもらえますかねぇ?』。

おじさまの「慣れないプレゼント」に、私のアドバイスはあまりお役に立てませんでした。24cmへの交換で発生する200円の差額は、私からのお詫びということにしましょう。
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