角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

秋田県と言えば○○○。

2012年04月09日 | 実演日記




今日の草履は、彩シリーズ23cm土踏まず付き〔四阡六百円〕
こちらも金色プリントのひとつですが、ブルー基調は案外珍しいかもしれません。組み合わせに黄色を利用したことで、爽やかなお洒落感があると思います。
金縁の童たちが可愛い平生地は、こちらになります。



雨の予想もあったのですが、今日もほぼ一日晴天と言っていい角館です。湿度が高い分気温も上がり、雪の塊がまた少し小さくなりました。
ただ風が強いですね。ついこの間の「爆弾低気圧」が記憶に新しい分だけ、どうも風に対して恐怖心が出来てしまいました。

東京からお越しのお若いカップル。年齢的には新婚旅行かもしれません。試し履きをした奥様が、角館草履をとても気に入ってくださいました。一見ではご夫婦かどうか分からない場合があるのですが、『ねぇ、これ家で履こっ!』の言葉できっとご夫婦と思います。それぞれお気に入りの配色をお選びくださいました。

ご主人は初秋田県、奥様は過去岩手県に暮らしたことがあり、角館も初めてではないそうです。ただし小さな子ども時代だったため、やっぱり初秋田県と同じでしたね。
実は今年のおしゃべりのテーマにしたいひとつが、「秋田県と言えば○○○」です。初秋田県のお客様が、実際訪ねてみて印象が違ったなんていうのも面白いでしょう。

まずご主人に「秋田県と言えば○○○」を訊いてみると、『田んぼとかお米ですね』。すかさず奥様がお答えしたのは、『私はきりたんぽっ!』。
『きりたんぽは食べたんですか?』と訊いてみると、『はいっ、ゆうべ食べました。とっても美味しかったですぅ』。

「お米」にしても「きりたんぽ」にしても、まずは食べ物でしたね。確かに旅に欠かせない重要ポイントですよ。
これからもお時間のありそうなお客様には、このテーマをお訊ねして参りましょー。
コメント
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