
<生地詳細・素材感>
今日の草履は、一般綿生地シリーズMサイズ23cm〔3000円〕
エンジ基調に唐辛子柄をベースに、緒は紺にしてみました。ベース柄の印象でしょうか、緒が紺の割には可愛らしさが出たと思います。
今日も暑い一日でした。梅雨入りと聞いてから、どれくらい降ったでしょうか。どうやら今年の梅雨は「雨」を忘れているようです。
「忘れる」と言うと、実演会場にもときどき忘れ物があります。貴重なものはありませんが、傘やハンカチ、観光施設のパンフなどが置き去りにされます。
昨年のことですが、西宮家へ私宛の電話がありました。内容は、『私が買った草履、そこいらに置いてませんかねぇ』。よくよく聞いてみると、ご自宅に到着して早速草履を履こうとしたら、どこにも入っていないとのこと。どこかに落としたか、置き去りにしちゃったんですね。
数日後、町内のとあるお店のご主人が、偶然私の実演を見つけました。『ははぁ~、お宅の草履だったんだぁ~』。
そうなんです、草履をお買い上げの奥様が、西宮家を出た後に立ち寄ったこちらのお店に忘れたんですね。その奥様がご自身の足取りをひとつひとつ思い出して、ようやく草履を見つけたというわけです。
それからしばらくして、こちらの奥様が私へもご報告に訪れてくださいました。探し物が見つかるというのは嬉しいもんです。
先月飼い犬登録を済ませた「ふく」、登録と同時に鑑札をもらいました。さてこれをどうしようか考え、万一ふくが逃走しても飼い主が分かるように、首輪に付けることにしました。それがこの一週間ほど、消えて無くなっています。散歩コースを探してみましたが、モノが小さいだけになかなか見つかりません。近いうちに再交付を頼もうかと思っていた矢先の今日、市役所から一本の電話があり、『警察署にお宅の犬の鑑札が届いでるんシよ』。
さきほど警察署へ行って引き取りを済ませ、拾ってくださったお宅へお礼の電話をしたところです。探していたのが見つかるというのは、嬉しいもんです。
それにしても、ふくの素性を知らせるための鑑札を無くしたんじゃ、まったくもって本末転倒ですなぁ。
警察署で引き取り事務をしている最中、こともあろうに同期生の警察官に見つかってしまいました。『おっ、なにしたおご?』と訊かれたので、ことの次第を説明し大笑いしてもらいました。
今後、犬の鑑札はわが家にしまっておきます。ふくには「ネームカード」かなんか付けておきましょ。