

今年最後の今日の草履は、彩シリーズ23cm土踏まず付き[四阡六百円]
美しい和柄の赤い草履で、「元気」や「エネルギー」そして「厄除け」「魔除け」を表現しました。どうにか一年健康に過ごせたことと、来たる年もケガや病気から身を守る願いを込めたつもりです。それは私自身もさることながら、ご縁のあったすべての人たちに対してですね。
古今東西「草履は履くもの」はもちろんながら、『履くのがもったいないわねっ』と言わしめるのも私の目指すところ。そして『履いたらもう脱げないわねっ』と言わしめるのが、さらに目指すところであります。この心構えを忘れず、来たる年も精進して参りましょう。
販売数と在庫数を照らし合わせてみると、2013年は1,200足を超える草履を編みました。今年の夏に通算販売数9,000足を超えていますから、2014年の半ばには1万足に到達すると思います。2004年に「角館の布巻草履」として発売した当時には、およそ夢にも思わなかった数字ですよ。多くの関係者に支えられ、またご縁を感じてくださったお客様ひとりひとりに感謝しなければいけません。
来年春には発売10年、初夏には通算販売1万足、そして秋には公開実演10年を迎えるわけですが、それぞれひとつの通過点です。ただ70歳まで草履実演を続けるのが目標とはいえ、生身の体ですから何があるか分かりません。「一期一会」「当下一念」を心に刻み、2014年もお客様お一人お一人、草履一足一足に集中して参ります。
ゆく年2013年は本当にありがとうございました。そしてくる年2014年を、どうぞ宜しくお願い申し上げます。西宮家米蔵角館草履コーナー並びに草履実演は、明日元日スタートであります。