角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

横浜から田舎暮らし。

2012年04月12日 | 実演日記




今日の草履は、彩シリーズ23cm土踏まず付き〔四阡六百円〕
こちらも金色プリントのひとつです。ベージュ基調に黄色の組み合わせが、穏やかな優しい印象に伝わりますね。お若い女性が爽やかに履くイメージでしょうか。
和柄の美しい平生地はこちらになります。



水戸市からお越しのおばさまひとり旅。知人から貰ったという布草履と角館草履とを比較し、『なんか違うわねぇ』。素材の違いや健康効果をご説明すると、とても気に入ってくださいました。ご自分用は在庫からお選びになり、娘さん用にはオーダーです。
次回の「今日の草履」で、『いくつになってもピンクが好きな娘でねぇ』のオーダー草履をご紹介しましょう。

ひとり旅のおばさまですが、草履コーナーへ立ち寄られたときはもうおひとりおばさまがご一緒でした。言葉も明らかに当地ではありませんでしたから、てっきりお友達との二人旅と思ったものです。
実はもうおひとりのおばさまとは、近くで意気投合し一緒に散策されていたんですね。

そしてそのおばさまには、ちょっと面白そうなエピソードがありました。それは横浜市にご自宅を置きながら、仙北市西木町で田舎暮らしを愉しんでおられるとのこと。
『西木町に来て二年になるんですけど、この間はじめて西宮家に入ったんですよ。とっても素敵なお店ですよね』。

用事があったのか、意気投合した水戸市のおばさまより一足先に帰路に着いたおばさま。ご自身も布草履を編んだ経験者とのことで、角館草履にも高い関心をお寄せでした。
「横浜から田舎暮らし」、なんかそれだけでも楽しそうなおばさまとは、また近いうちにお会い出来るような気がしています。
コメント
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