今日の草履は、西宮家から三軒お隣に暮らすおじいちゃんが、可愛い孫娘のためにオーダーされた草履です。一歳を超えて歩行も幾分スムーズになった孫娘に、おじいちゃんは角館草履を履かせたくて仕方のないご様子。しかし子どもが草履を履いて普通に歩けるとすれば、おおむね二歳半から三歳ほどと思います。履かせてみるのは構わないとして、本格的に役立つのは今しばらくあとかもしれません。
今日で八月が終わり、トップページの実演スケジュールカレンダーを更新しました。「あけましておめでとう」から早八ヶ月、今年も残すところ四ヶ月しかありません。商いが出来る時期を思うとあと三ヶ月ほどでしょうか。今から冬を考えるのも寂しい話ですが、朝晩がこれだけ涼しくなると「今冬」を語り出す人が確かにいるものです。
今日はお祭り前最後の日曜日。五ヶ所の大置山のうち最も早く明日人形を飾る駅前大置山は、すでに黒木綿が巻かれて準備万端整っていました。明日の何時に人形が乗るのか分かりませんが、おそらく撮影隊が大勢集まるでしょう。その後6日までにすべての大置山が飾られ、18台の曳山もそれぞれ完成の運びとなります。いよいよお祭りが始まるといった町の空気になってきました。
スケジュールカレンダーにもある通り、9月は9日・10日・11日の三日間をお休みとさせていただきます。8月は16日をお休みしただけで草履作りに務めて参りましたところ、さすがに手の疲労感が否めません。そのうえお祭りは睡眠不足と酒が追加されますから、お祭りが終わった10日と11日は全身の完全休養といたします。これからのオーダーは12日以降の製作となりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
さて今年のお祭りはどんなドラマが待っているでしょうか。わが家の長女と三女は今年も踊り子として曳山に乗ります。楽しくも疲労感の大きい曳山のスタッフたち。でもこの人たちが一番お祭りを満喫しているわけです。とにかくケガのないよう、思う存分楽しんでほしいものです。