角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

明日から大型連休。

2023年04月28日 | 実演日記


茶系おまかせ24cm土踏まず付き [税込6,000円]


全国的な早咲きに終始した今年の桜たち🌸
角館も例に漏れることなくほぼ散り終えました。
4月10日あたりから角館にこれほどの散策者が多かったことはなく
逆にコロナ禍を除いて4月25日あたりにこれほど人影が
少ない年もまたなかったと思います。

明日から大型連休が始まります。
桜まつりと完全に切り離されたゴールデンウィークも初体験です。
とにもかくにも角館を訪ねてくださる方々に
一つでも良い思い出を作っていただくため
己のやるべきをまっとうしたいと思います(^^♪
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嬉しい言葉。

2023年04月21日 | 実演日記



「完全おまかせ21cm 土踏まず付き」5,400円 (税込)

靴サイズが22cmを下回る成人女性とときに巡り合います。
しかし成人女性デザインの靴は市場にとても少ないらしく
見つけたらいつでも買っておかなければならない話を
複数の女性から聞いたことがありました。
角館草履はいつでもお作りしますのでご安心ください(^^♪

東京からお越しのおばさま三人旅がお立ち寄りでした。
お会計を済ませ出口へ向かいながら…

『なんかあたしたち、寄るとこ寄るとこで
買い物してるわよね。はっはっはっ!』

言うも嬉しい聞くも嬉しいこの言葉
コロナ禍の三年は聞くことが出来ませんでした。
叶うならずっと聞き続けたいものです。

角館の桜たちは名残りの風情へと
ときが移ろってまいりました。



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角館草履とわらび座。

2023年04月17日 | 地域の話



東京都江東区のリピーターさんのオーダー草履
「青系おまかせ」です。
花冷えの今日あたりですとやや涼しそうな色ですが
いずれやって来る猛暑にはピッタリかと思います(^^♪

三月下旬のとある日
興味津々草履実演に見入る女性がおりました。
私からお声がけしおしゃべりしてみると
当地のわらび劇場を観劇のため四国愛媛から
お越しとのことでした。

その日は通販対応の可否のみ確認されご帰宅でしたが
その後ホームページからオーダーくださり
早速の対応に感謝のメッセージも寄せられています。
とても気に入ってくださったのが文面からもよく分かりました。

わらび座と角館草履には少なからずご縁があって
座のみなさんのみならず、わらび座ファンで私の草履を
ご愛用くださっている方は全国に及びます。
わらび座・わらび座ファン・角館草履には
共通項と言いますかシンパシーを感じる部分が確かにあります。

角館草履ご愛用者のみなさまには
ぜひわらび劇場を訪ねてほしいです。
そこにどんな共通項があるのか。
ご自身の肌で感じてみてください。
今年度始まったばかりの舞台がこちらです。

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戻りだす日常。

2023年04月15日 | 実演日記



川崎市高津区のリピーターさんのオーダー草履
「紫系おまかせ」です。
高貴な色の紫は男性でも女性でも素敵だと思います(^^♪

三十代始めと思しきご夫婦がお越しでした。
数年前から角館草履のご愛用者で
昨年もお買い上げだったそうです。

奥様を指差しながらご主人がおっしゃるのは…

『去年草履を買って帰るとき、この人が急に
泣き出したんですよ。どうしたと聞いたら
草履屋さんが元気に仕事してたからって…』

コロナ禍は世の中を一変させました。
人々の心を疑心暗鬼にさせました。
だからこそ少しずつ元へ戻る世間に
皆が安堵の涙をこぼすのでしょう。

角館へ遊びに行ったら西宮家で
草履を編むおっさんの姿がある
これが彼女にとって「日常」だとしたら
私はそれが嬉しくてたまりません。

この話を聞きながらこっちがもらい泣きしそうに
なりました。
角館の桜はまさに見ごろを迎えています。

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角館の桜が咲き出しました。

2023年04月07日 | 地域の話



千葉県佐倉市のリピーターさんのオーダー草履
「茶系おまかせ」です。
茶色のおしゃれさに気づいたのは、四十も半ばになってからでしょうか。
特に女性用の茶色はほんとにおしゃれだと思います。

こちらのお客様から寄せられたメッセージは…

『角館には活気が戻ってきておりますでしょうか?
母とも、角館の桜はそろそろ見頃かな? もう少し先かな?
草履職人のおじ様は元気にされているかな?と話しております』


角館に活気が戻ったかと問われれば、正直答えは「NO」です。
コロナ禍もそろそろ先が見えたというのは理解出来ても
首都圏観光地のような回復は、残念ながら地方では見られませんね。

今年の桜については、例年より二週間ほど早くすでに咲き出してしまいました(^^;
角館の桜見物を四月七日に設定する秋田県人はまずいません。
過去にもあった光景ですが、咲き出した街並みに歩く人影はまばらです。

最後の「草履職人は元気かな?」の問いには
結構しぶとく元気にしているとお答えしましょう(笑)
今日は桜色の草履を仕上げました(^^♪

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新しい舞台。

2023年04月03日 | 実演日記





仙北市内の女性ご愛用者が、この春当地を離れるご夫婦へ
記念の贈り物とされた草履です。
配色もデザインも女性ご指定でお作りしました。

贈られたご夫婦は私もよく存じ上げたお二方です。
奥様が二十年、ご主人は三十年を当地で暮らしました。
九年ほど前、私が五十を過ぎてから舞台演劇を知り
その面白さを教えてくれたご夫婦でもあります。

すでに当地を離れ新たな生活を始められているでしょう。
文字通り新しい人生の舞台でも頑張ってほしいものです(^^♪
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