新年明けて12日、雪国角館はいつも通りの冬景色になっています。
毎年この時季はどうしても旅人の姿が少なくなるのですが
今年もまた新型コロナ感染拡大に泣くこととなりました。
ご近所さんのランチを除くと、お客様の姿はほぼありません。
師走になって飛び込んできたニュースは
仙北市が運営の一端を担う第三セクターの経営合理化案でした。
私が角館草履を出店している㈱西宮家もその中の一つで
物販部門(米蔵)の2022年度末廃止が初めて公表されたわけです。
かねてから合理化案の模索は云われていて
それ自体は寝耳に水ではありません。
それに加えてこのコロナ禍ですから
市当局もやむにやまれぬ事情なのでしょう。
『決定したものではない』というのが市の見解でしたが
このまま確定となれば十八年目を迎えた角館草履の公開実演は
今年限りとなります。辞める日を己の意志で決められなかったのが
やや残念というのが率直な心境です。
正式決定となってからまたあらためてご報告を申し上げます。
どんなことでも始まりがあれば終わりがあるということでしょう。