「赤系おまかせ 23cm」のオーダーには
こんな草履が届くかもしれません(^^♪
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一生の間にある連続した五年、
本当に脇目もふらずに、
さながら憑かれた人のごとく
一つの研究課題に
自分のすべてを集中し、
全精力を一点に究める人があったら、
その人は何者かになるだろう
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田中菊雄
(山形大学名誉教授/
小卒で国鉄の給仕をしながら独学で大学教授に)
かつてサラリーマン時代
勤務していた会社の社長の言葉…
『人は人生の中のいっとき
死に物狂いで働かなければならないときがある』
ここまでの私にそれほどの時期があったかというと
さすがに自信はありません。
無理くり当てはめるとすれば、角館草履の研究を始めてから
発売後五年くらい、かなり夢中だった時代はありました。
もう二十年近くも前のことです。
それ以来怠けていたわけではないのですが
ウィルス感染予防の見地から草履実演というスタイルに
不都合が生まれたことで、近年は商いに対する「達成感」が
乏しくなっていました。
一カ月ほど前に還暦の歳祝い行事を済ませ
あと二カ月余りで六十歳の誕生日を迎えます。
ここで私の気持ちにある変化が生まれました。
豊富な未来が残されている身ではないのですから
二十年前の己を思い出して仕事に没頭してみようと思っています。
さてどこまで出来るか
私が一番楽しみかもしれません(^^♪