今日の草履は、彩シリーズ23cm土踏まず付き〔四阡円〕
紺基調の金粉和柄プリントをベースに、合わせは黒と赤の花柄プリントです。
賑やかな配色のこちら、やはり中高年の女性向きでしょうか。角館草履ひとつのテーマ『足元から元気にっ!』、どちらのおばさまも元気でなくてはいけません。今以上に元気になりたいおばさまへお勧めの一品です。
今日で三月もおしまい、明日からの四月は角館観光シーズン本格スタートと呼べるでしょう。西宮家も冬季閉鎖していた「母屋」と「がっこ蔵」が、慌しく明日のオープンに向け準備をしていました。明日の全館オープンに合わせ、閉店時刻が午後6時となります。お客様には一時間長く愉しんでいただけますね。
100点満点とは言えないまでも、角館草履もそれなりの在庫量で全館オープンに備えます。新作がずらーっと並んだ展示パネルの画像を、掲示板へアップしました。毎年このときが一番気分がイイですね。たくさんの展示品から迷いに迷って一品を選ぶ楽しさ、私もそんなお客様のお顔を見るのが楽しみなんです。
一週間ほど前地元紙に載っていた広告を見て、「致知」という月刊誌の購読をはじめました。キャッチコピーに“人間学を学ぶ月刊誌”とあり、これがどうにも気になって注文したわけです。
昨日四月号が届き、早速昨晩読んでみました。まだ四分の一ほども読み進んでませんが、この本と出逢えた「縁」はすでに充分すぎるほど感じています。
御歳101歳を迎えるご住職の講演録が巻頭にあります。その中に「一日暮らし」という言葉が出てくるのですが、似ている「その日暮らし」とはまったく意味を異にします。
『一日暮らしとは、自分にとって今日という一日はかけがえのない大切な一日である。今日一日は一生涯の中の一日ではなく、自分の全生涯が今日の一日である』。
ご住職は毎朝目覚めると「今日の命」に感謝すると言います。101歳というご高齢がさらに「一日暮らし」を感じさせるのでしょうが、これってすべての人間に言えますよね。
江原さんがテレビでよく言っている言葉、「込めて生きる」に近いものを感じて、いきなり頭の中へ入って来ました。
間もなく迎える桜まつり、ご承知のとおり角館最大のイベントです。その後も今期終了の11月まで、今年も多くの方々と出逢えるでしょう。四月を目前にこの月刊誌と出逢えたこともなにかの「縁」、実演席での出逢いもまた「縁」です。
さぁて、「一日暮らし」に込めて生(行)きましょうかっ!