角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

モノ想う四十歳。

2024年08月09日 | 地域の話


お隣大仙市に暮らす青年のオーダー草履
「緑系おまかせ」です。
かねてから知人の彼は足裏に異常なくらい汗をかくといい
いつか角館草履を欲しいと思っていたそうです。
必ずやお役に立つでしょう(^^♪

まもなく四十歳を迎えるという彼は
二十年勤めた会社をこのたび退職したのだそうです。
その理由は…

『なんか一生の仕事とは思えなくて…。
新しい仕事はまだ決めてませんけど
少し休んだらまたしっかり働きますよ!!』


私が草履職人を目指したのも四十歳のときでした。
腰掛的な仕事とは思いませんでしたが
かと言って六十を過ぎても続けられている確固たる
自信もまたなかったと思います。

新しい何かに向かってひたすら進んでみたくなる
四十という年齢はそんな時期なのかもしれませんね(^^♪
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