↑ クラシックな門とぴったりにアレンジされた花達 ↓ リボンで束ねられた百合
「とてもすばらしいお花のアレンジのお家があるのよ、見に行かない?」とお誘
いを受けて、午後3時に待ち合わせて尼崎・武庫之荘に行ってきました。
お隣もお向かいも、同化されるのでしょう、どのお宅も綺麗なお花が門前を飾
っていました。しかし、このお宅は抜群です。どのお花もメインの鉄砲百合を
引き立てながら、しかし、わが身の存在もしっかり示している…と言うことです
ね。邪魔をすることなく、しっくりとそれぞれが存在している…そんな感じでし
ょうか。
これはもうこの家の主の抜群のセンスに脱帽です。到底まねの出来るもので
はありません。この方の「自己表現」だと思うのです。人は意識する、しないに
かかわらず、何かで自分をアピールしたいと思っている。「趣味」はその表れ
だと思っています。
私も、花を色々育てていますが、アレンジする力は無いようです。言い換えれ
ば、アレンジの趣味が無いということです。私も門の前に少し花を出していま
すが、その時の、「一番旬の花」を道行く人に見ていただきたいと思うのです。
娘時代、活花をならっていました。お生花(規則どおりいける)はまあまあの
出来でしたが、盛り花となるとさっぱりでした。つまり教科書通りは出来ても、
自力での表現がまずいということです。小さな水盤の中でさえそうなんですか
ら、押して知るべしです。
見事な鉄砲百合をおリボンを使って、さり気なくシンプルな蝶結びで結んでお
られます。「あっ!!」と驚きましたよ。私だったら、支え棒を立てるか、グリ
ーンのテープでグルグルまきにするのが、関の山です。
本当に、今日は誘っていただいてよかった。心豊かな午後でした。
↑ 米粒のような花より この葉っぱがとても鮮やかで綺麗 ↓ この葉の色何とも日本的