入り口を入って始めに目に付いたのが、この「万灯」でした
先週、身延山で今日の(5月30日)のことは説明を受けましたし、事前に書類
もいただいて居りましたから、「行く?」「行こか」と言う事で、神戸に行ってきま
した。
神戸駅に降り立ちますと、団体さんやご夫婦やら、それらしき人が沢山居られ
ました。「きっと、あの人達も行くのよ…」と話しながら、まず昼食をと地下街に
降りました。
会場は「神戸文化ホール」でした。私がここに来るのは何十年ぶりでしょうか、
山本安栄さんの「夕鶴」を見に来て以来です。
伝道大会は開式の辞の後、幕が上がって「万灯」の始まりです。「万灯」は関東
では何百年も前から行われているのですが、関西では初めてだそうです。「万
灯」の作り方、団扇太鼓の叩き方など、何ヶ月も前から、雑司が谷の皆さんに
ご指導いただいたそうですよ。今日も来てくださっているようでした。そして「池
上本門寺(日蓮上人が入寂された地)では10月12には「万灯」があります。ぜ
ひ本場の「万灯」も見に来てください」と挨拶されました。「行くよ、行く行く」って
心で叫んでいました。本当にいけるかな~?
「万灯」は秋の行事で、春に行うのは今日が初めてだそうです。30分団扇太鼓
がなっていました。
次にお説教です。「日蓮聖人御一代記」です。1時間ほど掛かったのですが、
丸暗記しておられるのです。落語の語り口のように、左右に首を振ることによ
って、話している人の区別を付けておられました。何も知らない私はとてもお
勉強になりました。
池上本門寺も柴又帝釈天も名前は知っていましたが、日蓮宗のお寺とは知り
ませんでした。
シンボルマーク何かしらと思っていましたら、日蓮聖人がお好きな「みかん」
即ち「橘」だったのです。そういえば今私達が住んでいる所の住所は「橘」と
書いていました。今は「立花」ですが。なんだか親近感が深まりました。
右に座っているお坊さんが、一点を見つめ、微動だにされないのには、驚くと
同時に、修行とは凄い物だな~と感心しました。
次に「大会法要」がこれも1時間あります。立ったり座ったり、それもお念仏を
唱えながらですから、本当に修行です。
舞台の下に居る信者さんたちも、所どころ唱和するのですが、皆さんよく覚えれ
居られるのに感心してしまいました。私達は二人とも経が読めませんので「恥ず
かしいな~」と思いました。
そして、再び「万灯」です。今度は45分間です。勿論「万灯」「纏(まとい)」は人
が入れ変わります。如何にかっこよく振り上げるかが、自慢のようですね。
私達もいただいた、記念の団扇で一緒に調子をとるのですが、これがなかなか
難しかったです。終わりの方になってやっとどうにか付いていけたかな~と言
う感じでした。
この人(佐藤ゆかりさん)も来ていましたよ。今度の参議院選挙で比例区から
出るそうです。家が日蓮宗だそうです。う~ん、選挙ね~、美人であることに
間違いはありませんでしたが…。
4時間持つかしら?と思いましたが、最後まで参加できました。これも修行で
すかね~。4年に一度だそうですから、参加してよかったと思っています。
ご案内いただいた、柴又帝釈天、とらさんのことしか頭に無く、何所の宗派なんて考えもしませんでした。うかつでした。