ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

心豊かな老後とは

2014年07月30日 | 気にかかる

        「牡丹クサギ」   葉は臭いけれど、花はかすかに良い匂いです     (14―7―7)




今日はまた、暑さが身にしみます。

昨日は「土用の丑」で鰻がよく売れたようですね。暑さに負けないように、鰻は
たべるようですね。私たちは「土用の日に鰻」は食べたことがありません。その
前後に、食べることが多いです。

昨日スーパーでこんなことがありました。和菓子売り場で、今まで見たことの無
い変わった形の「土用餅」があったので、眺めていました。すると、それを手に
取った女の方が私に「土用には、このお菓子食べるのですか?」とたづねまし
た。「新しい形ですね。始めてみたものですから眺めていました」「あちらにも一
杯積んであるので、皆食べるものかと思って…」「土用の鰻と一緒で、食べたい
人が食べるのではないですか」「皆が食べません?」「人が食べるから食べるの
ではなくて、食べたいと思えば食べられるといいのでは」と答えますと手に持っ
ていた「お餅」を置いていかれました。

「変な人」と思ったのですが、夜よく考えますと、ただ誰かと話がしたかっただけ
では無いのかな?と思いました。独居老人が増えています。家にいると話す相
手がおりません。そこで外出して、返事をくれそうな人を見つけて、話しかけた
だけなのかも知れません。私も時々話しかけられます。

こんな話もあります、お友達とバスに乗り込みますと、知人に(お友達の)出会
いました。彼女が、「お医者さん?」と聞きますと「もう2軒行ってきたよ、次で3
軒目」彼女が下車してから、お友達に聞きました「1日に3軒もお医者さんって、
大変ね~」彼女は答えました「家で一人やから毎日出歩いているのよ。バスで
隣に座った人と話すのも楽しみのうちなんだって、だからバス大好きだって」

なんだか悲しいお話です。人との会話を求めて、バスに乗るなんて。そういう私
のお友達も、御主人は居られますが、「家にいてもすることが無いので、何かと
理由をつけて、出歩いている」と言うことでした。

彼女にも一つ、コーラスの趣味はあります、前の会も今の会も一緒です。彼女は
言います「今の会を辞めてもすることが見つからないから、不平があっても行っ
てる」

折角、健康寿命を頂いても、楽しい生活でないと、意味がありません。お友達が
大切な事は言うまでもありませんが、自分ひとりで出来る趣味を持つことも大切
だと思います。私は幸いな事に両方に恵まれております。

私は娘を持つ息子には言ってあります「娘は母親のものよ。老後、寂しくならな
いように、趣味を今から持っておきなさい、ご近所にお友達も作っておきなさい」
って。心豊かな老後を迎えられるように、私の唯一つの息子へのアドバイスです。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする