「野カンゾウ」 大谷美術館 (10-9-24)
ノーベル平和賞が中国の劉暁波氏に決まりましたね。ノルウエィーは中国の脅
しに屈しませんでしたね。中国政府にとっては大きな衝撃でしょう。
このことに関心を持っていました。もし、日本なら、中国の一喝で引き下がったの
ではないでしょうか? 「みんなと仲良くしたいから」と言う理由で。ノルウエィー
は引き下がりませんでした。中国の劉氏がその賞に値すると思ったから、怯むこ
となく、堂々と発表したのでしょう。何だかうらやましい気がします。
中国でのNHKの海外ニュース番組中、ノルウエィーのノーベル賞授与のニュー
スは、突然真っ暗な画面になったそうです。中国民衆に見せたくなかったのでし
ょう。劉氏が11年の刑で投獄されている事も、それが何故であるかも民衆の大半
は何も知らないのではないでしょうか。でもいくらテレビで見せないようにしても、
今の時代、まもなくネットで知るだろうといわれています。
中国は共産国ですから、そういうこともあるかも知れません。しかし日本は民主
主義国家ではないですか。テレビの国会中継を見ていましても、菅総理の答弁は
真実の周りをぐるぐる廻っているだけで、隠し事が多い気がします。自分に都合
の悪いことはのらりくらりと逃れようとして、確信を突いた問いに対する返答は
ない。国民に知られないようにこそこそと何かを企んでいるのかしらと疑ってし
まいます。
「政府は国民の為に働いてくれている」と感じ安堵する日が来るのでしょうか?
三年なんて待てませんよ。どうにもならないものでしょうか?
「鷹の羽すすき」 大谷美術館