ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

アラミスと呼ばれた女

2009年08月18日 | 読みました
                ディゴ 尼崎・鳥場公園









衆議院選挙の公示日でした。やはり兵庫8区(尼崎)は注目の的のようです。
田中候補の事務所は3日前にやっと決まったようです。長野の時と同じガラ
ス張りの事務所だそうです。

冬柴候補も悠々とは行かないようです。全国から6千人の応援が来ていると
言う噂です。実績を前面に出しての戦いのようですが、長年のお役で尼崎の
白井市政を助けてくださいましたか?

思えば尼崎と言う地盤は縁起の良い地盤のようですね、彼にしろ、小池百合
子さんにしろ出世しましたものね。

でも5人が5人とも尼崎の出身で無いというのが、引っかかりますね。だから
何方が当選されても、国会のある東京に住むんでしょう?地盤提供だけの都
市かいな~と僻みたくもなります。

投票用紙も今日来ました。でもなんだか私の気持ちは冷え冷えとしています。
「選挙に必ず行く」と言う人が90%とか言っていましたね。

私も流れを変えたい。変わって欲しいと思っていましたが、民主党の「子育て
現金支給」は絶対間違っていると思っているので引いてしまったんですよ。
その上に鹿児島県の民主党旗を作る為に2枚の日の丸を切り継ぎしたという
事件で「何て事を!」と益々後ずさりしています。日の丸を始めて提案したのが、
薩摩藩主・島津斉彬なんですよ。如何思いますか?…

どの党を選ぶべきか?誰を選ぶべきか?解らなくなてしまいました。私は今
までに何時の選挙だったか忘れましたが(勿論国政選挙だったと思います)
一度だけ白紙投票した事があります。今の私はそれに近い心境です。


           ☆  ☆  ☆  ☆  ☆



       アラミスと呼ばれた女     宇江佐 真理


このご本は唱歌の学校のふじおかさんが「読んでみる?」貸してくださいまし
た。夏休み前にお借りして、図書館の本が次々と来て長くお借りする事に成
ってしまいました。何の気無しにお借りした本なんですが、嬉しい事に、歴史
嫌いだった私でも、名前だけは知っていると言う歴史上の有名な人が私の頭
の中で一つに繋がって行くと言う本でした。個別にしか覚えていなかった人物
の関連が(徳川幕府の大政奉還と言う核を中心にした)解ったという事です。

宇江佐さんは吉川英治新人賞始、3つも賞を取っておられるのです。でも私
は始めて読みました。子母澤寛の作品から、「アラミス」と言うフランス語の
通訳の女性が実在した事、その頃は女は通訳になれないので男装して男と
して通訳の仕事を果たしていた。しかし優秀ではあったが歴史にその名は残
していないが確かに実存したと子母澤さんが書いておられるのを読んで、こ
の小説を書かれたようです。だからノン・フィックションだと書かれています。

又宇江佐さん自身が函館の出身だから、函館の五稜郭に関心があり、其処
でも活躍した「アラミス」と言う通訳の事を書かれたのかもしれません。

徳川幕府が大政奉還して、禄高が減り仕えていた者が路頭に迷う事になる、
そこで目をつけたのが北海道と言う広い土地に新政府を作って生活のできる
ようにしてやろうと立ち上がった男、榎本武揚(えのもとたけあき)通称釜次郎
が主人公。負け戦であった。彼を中心に、勝海舟、土方歳三、西郷隆盛、ジョ
ン万次郎、福沢諭吉、伊藤博文等々歴史上の人物が時代が、私の頭の中で
繋がっていったのです。

函館の五稜郭にも行った事がありますが、不思議な形をした館と言うだけで、
歴史の事実は、この本を読んで初めて知りました。勿論、五稜郭に行った時
に説明は読んだと思いますが、関心が無く全然身についていなかったという
事です。

私のとってこの本は優しい歴史の教科書と言う感じでした。本当にお借りして
よかったと感謝しております。




            ケイトウ 尼崎・スポーツクラブ ウッディの庭





コメント (6)
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