ルリマツリ
生育旺盛なのですが 今年は隣のアジサイに勢いを取られて花の数が少なかった
酒井法子さんの件には驚きましたね。両親が法を犯したのですから、一番の
被害は子供でしょうね。子煩悩な母親だと言っていましたが、それなら子供の
事を考えて手は出せなかったと思いますよ。彼女自身が肉親愛の薄い子供
時代だったようですが、だからこそ、自分の子供の事をもっと考えて行動すべ
きではなかったのでしょうか。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
女神記 (じょしんき) 桐野 夏生
古事記を題材に書かれています。古事記なんって言いますと、学生時代に読
んだきりで、それも「歴史」の嫌いな私はテストの為にのみ読んだ記憶しかあ
りません。この本を読みながらも「歴史」が嫌いだった事を後悔しまくりでした。
自分が今在るのは、どんな事を通してなのか…、それを知る事を嫌った自分
が本当に情けないと思います。
それ故に、どんな本でも歴史に関わる記述は私にとっては目新しい事が多く、
興味津々なのです。そして「あ~ぁ、こんな事も知らずに70数年生きてしまっ
た!」と又後悔するのです。
この物語のヒロインが女神ではありません。彼女は女神に使える巫女なので
す。それも、いきているときに後悔したり、恨みを残したりして死んでしまった
魂の漂う地下の国の女神に仕える巫女なのです。
彼女の生まれた小さな島では全てに「陰と陽」があり、彼女の姉は「陽」の巫
女で村人に大切にされ、尊敬される地位にあるのですが、彼女は「陰」で人里
離れた死人を葬る墓場のを守る「陰」の巫女なんです。「陰」の巫女は「陽」の
巫女が死ねば殉死しなければならない運命なのです。
物語は主人公の「陰」の巫女が16歳で死んでからのお話しが始まりです。
彼女は「陰」の巫女の位置を捨てて男と島を脱出し、船の上で娘を産み、その
直後、男に殺されます。男は娘を連れて家に帰ります。彼の家では女の子が
生まれないので村八分になっているのです。何故なら彼の家は「陽」の巫女を
出す家にもし女の子が生まれなければ代わりに「陽・陰」どちらかを出すと言
う「予備の家」だからです。
彼女は殺されたわけですから、恨みを持って死んでいます。だから天上には
昇れないで、地下の黄泉の国に落ちているのです。
天地創造の神、イザナキ・イザナミの時代から話は始まります。イザナミが死
にます。イザナミを恋い慕ったイザナキは地下の国まで追っていきます。そこ
で見ないで欲しいと言うイザナミの言葉を聞かずに腐乱したイザナミを見て逃
げ帰ります。そして恨みの神と成ったイザナミが題名の「女神」なのです。
イザナキ・イザナミ二人が生み出した最初に生まれた子が淡路島(なんとなん
と、わが兵庫県ではありませんか)次に四国と隠岐の島、そして九州が生まれ、
壱岐の島、対馬、佐渡の島を生み、最後に一番大きな本州を生んだ。こうして
大八島国(おおやしまのくに)と呼ぶ、と古事記が語ります。北海道は?何時
生まれた?
今問題になっている「対馬」の名が出ています。「竹島」は「隠岐の島」に属し
ます。
鬱陵島(うつりょうじま)は西暦512年から韓国のものです。しかし当時税金
逃れで鬱陵島に移り住む事を阻止する為に住む事を禁止していました。又
対外的には民を守れないからと言う二つの理由から無人島でした。
米子の漁師が嵐に出会い、「鬱陵島」に流れ着いた。無人島の発見と思い日
本に帰って「竹島」と名付け届け出た。此処に勘違いがあるようです。「鬱陵
島」はこの為一時「竹島」と呼ばれていました。「現在の竹島」は当時「松島」
と呼ばれていたそうです。本当に経緯を知らない者には誤解を招きますね。
どうでしょうかね~。両国の歴史学者が各々の資料を持ち寄って、話し合うと
言うのは…。何故だかそういう事も成される事無く数十年放置されてきたんで
すね。
本の話からそれてしまいました。色々と楽しい本でした。描かれている女性は
皆強い!本質的にはやはり男性より女性が強いのかも知れませんね。
悩みや、恨みを持って冥土に旅立たない事にしますね。「あ~幸せな人生だ
った!」ってね。それで無いと天上のパラダイスにいけないんです。暗~い
地下の黄泉の国行きは困りますから…。
紫つゆくさ
生育旺盛なのですが 今年は隣のアジサイに勢いを取られて花の数が少なかった
酒井法子さんの件には驚きましたね。両親が法を犯したのですから、一番の
被害は子供でしょうね。子煩悩な母親だと言っていましたが、それなら子供の
事を考えて手は出せなかったと思いますよ。彼女自身が肉親愛の薄い子供
時代だったようですが、だからこそ、自分の子供の事をもっと考えて行動すべ
きではなかったのでしょうか。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
女神記 (じょしんき) 桐野 夏生
古事記を題材に書かれています。古事記なんって言いますと、学生時代に読
んだきりで、それも「歴史」の嫌いな私はテストの為にのみ読んだ記憶しかあ
りません。この本を読みながらも「歴史」が嫌いだった事を後悔しまくりでした。
自分が今在るのは、どんな事を通してなのか…、それを知る事を嫌った自分
が本当に情けないと思います。
それ故に、どんな本でも歴史に関わる記述は私にとっては目新しい事が多く、
興味津々なのです。そして「あ~ぁ、こんな事も知らずに70数年生きてしまっ
た!」と又後悔するのです。
この物語のヒロインが女神ではありません。彼女は女神に使える巫女なので
す。それも、いきているときに後悔したり、恨みを残したりして死んでしまった
魂の漂う地下の国の女神に仕える巫女なのです。
彼女の生まれた小さな島では全てに「陰と陽」があり、彼女の姉は「陽」の巫
女で村人に大切にされ、尊敬される地位にあるのですが、彼女は「陰」で人里
離れた死人を葬る墓場のを守る「陰」の巫女なんです。「陰」の巫女は「陽」の
巫女が死ねば殉死しなければならない運命なのです。
物語は主人公の「陰」の巫女が16歳で死んでからのお話しが始まりです。
彼女は「陰」の巫女の位置を捨てて男と島を脱出し、船の上で娘を産み、その
直後、男に殺されます。男は娘を連れて家に帰ります。彼の家では女の子が
生まれないので村八分になっているのです。何故なら彼の家は「陽」の巫女を
出す家にもし女の子が生まれなければ代わりに「陽・陰」どちらかを出すと言
う「予備の家」だからです。
彼女は殺されたわけですから、恨みを持って死んでいます。だから天上には
昇れないで、地下の黄泉の国に落ちているのです。
天地創造の神、イザナキ・イザナミの時代から話は始まります。イザナミが死
にます。イザナミを恋い慕ったイザナキは地下の国まで追っていきます。そこ
で見ないで欲しいと言うイザナミの言葉を聞かずに腐乱したイザナミを見て逃
げ帰ります。そして恨みの神と成ったイザナミが題名の「女神」なのです。
イザナキ・イザナミ二人が生み出した最初に生まれた子が淡路島(なんとなん
と、わが兵庫県ではありませんか)次に四国と隠岐の島、そして九州が生まれ、
壱岐の島、対馬、佐渡の島を生み、最後に一番大きな本州を生んだ。こうして
大八島国(おおやしまのくに)と呼ぶ、と古事記が語ります。北海道は?何時
生まれた?
今問題になっている「対馬」の名が出ています。「竹島」は「隠岐の島」に属し
ます。
鬱陵島(うつりょうじま)は西暦512年から韓国のものです。しかし当時税金
逃れで鬱陵島に移り住む事を阻止する為に住む事を禁止していました。又
対外的には民を守れないからと言う二つの理由から無人島でした。
米子の漁師が嵐に出会い、「鬱陵島」に流れ着いた。無人島の発見と思い日
本に帰って「竹島」と名付け届け出た。此処に勘違いがあるようです。「鬱陵
島」はこの為一時「竹島」と呼ばれていました。「現在の竹島」は当時「松島」
と呼ばれていたそうです。本当に経緯を知らない者には誤解を招きますね。
どうでしょうかね~。両国の歴史学者が各々の資料を持ち寄って、話し合うと
言うのは…。何故だかそういう事も成される事無く数十年放置されてきたんで
すね。
本の話からそれてしまいました。色々と楽しい本でした。描かれている女性は
皆強い!本質的にはやはり男性より女性が強いのかも知れませんね。
悩みや、恨みを持って冥土に旅立たない事にしますね。「あ~幸せな人生だ
った!」ってね。それで無いと天上のパラダイスにいけないんです。暗~い
地下の黄泉の国行きは困りますから…。
紫つゆくさ