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尼崎市・大井戸公園 08-6-24
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尼崎市・大井戸公園 08-5-19
今は一番花が無い時期ですので去年の春をよみがえらせて見ました
玄関を出て唖然としました。折角芽の出たチュリップのプランターが見事に穿り返され野良猫のウンチが鎮座ましているではありませんか!1週間前までは猫よけに有刺鉄線を置いていたのです。でも芽が出てきたので葉を傷つけると可哀想と思って外したのです。そこを狙われてしまいました。腹立たしいやら、悔しいやら血圧急上昇の気配でした。
本当は私は猫が大好きなんです。そして猫は賢いと思っているんです。オシッコも小さい時に教えれば、ちゃんとそこでするようになります。今わが家に来る野良猫はお隣の家の方が食べ物だけを与えます、後はほったらかしなんです。だからたまに私が庭にいるのを見つけて追い払いますと、安全なお隣のベランダに逃げ込みます。わが家だけではなくお花を作っている家は迷惑をしています。本当に困ったものです。
ただ何時もは秋にやられるので花が咲きませんでしたが、今回は土を半分以上ほりあげられても、しっかりと立っていました。咲いてくれると嬉しいのですが…。
「おくりびと」がアカデミー賞の外国語映画賞を受けたんですね。映画界にとっては泣く子も黙るアカデミー賞です。久し振りに明るい話題で紙面が賑わいました。
私達は去年の9月20日にこの映画を見に行って、当日のブログに「沢山の人に驚いた」書いております。
原作者青木新門さんを調べてみますと、HPが見つかりました。そこには今回に至るまでの本木さんとの事が綴られておりました。新門さんが映画化に反対したのは(後、妥協をしたけれど)映画では撮影場所が山形だった事が納得行かなかったそうです。新門さんが実際に納棺夫をしていたのは富山県だったからです。
そこで私も納棺夫と言う職業に納得が行きました。富山県はご先祖様を大切にお祭りする県民だと言うことを知っているからです。
私が小学3年のとき縁故疎開していたのが富山県の上平村と言う5~6軒しか家の無い村だったからです。南向きの一番良い部屋が仏間でした。仏間には大きな仏壇がド~ンと据えられていました。生きている人は北側の暗い狭い部屋に寝起きしていました。
その長男も神戸で成功し芦屋山の手に数寄屋造りの家を建てました。家のすばらしさにも驚きましたが、その仏壇の大きさには肝を潰しました。田舎の仏壇は大きいのですが、年月がたってくすんでいましたが、こちらのは大きい上にキンキラキンに光っていたからです。大きなお墓や仏壇は成功者の印とおじに聞いたことがあります。
それを思えば、あの丁重な死者への作法はありうるな~と思ったのです。今は既に廃れていると思って居ましたが、現在の納棺夫と言う方がテレビに出ておられましたし、本木さんも何度も実際に立ち会われたそうですから…。
貴賎に関係なく、あのように美しい所作で死に装束に着替えさせてもらうなんて、何と幸せだろうと思いました。
新門さんも「親戚の恥」とさげすまれたと言われ、せめて普通の仕事として認められたらと書いておられます。この映画の成功で「納棺夫」になりたいという問い合わせが殺到しているそうです。一過性のものではなく日本の文化としてこれからも後を継ぐ人が絶えることが無いようにと祈っております。