緑陽ギター日記

趣味のクラシック・ギターやピアノ、合唱曲を中心に思いついたことを書いていきます。

タチアナ・シェバノワ演奏 ショパン作曲「ワルツ第7番嬰ハ短調Op.64-2」を聴く

2022-07-16 23:51:28 | ピアノ
ショパンのワルツ集で最も人気が高いのは第7番嬰ハ短調Op.64-2なのだそうだ。



この曲を弾いたのは高校1年生の夏休みの頃だっただろうか。
姉が家でその頃よくこの曲を弾いていたのである。
だから自然にこの曲を聴きっていたのだと思う。

この曲も第10番と同様今聴き比べをしているのだが、昨日記事にしたタチアナ・シェバノワの演奏も聴いてみた。



やはり素晴らしい。
第10番も最高レベルの演奏だと感じたが、第7番も恐らくこの曲の中の最上位の1つになると思う。

とくに長調に転調してからの旋律部の音に、強い凝縮されたような感情のエネルギーが込められているのを感じる。



楽器はなんだろう。スタインウェイとかベーゼンドルファーとかメジャーな楽器ではないと思う。
ベビシュタイン?。よくわからないが独特の音だ。

旋律だけでない。
伴奏部も迫ってくるような感情の高まりのようなものを感じる。



ショパンのワルツの10番にしても7番にしても長調の部分の底流には常に不安、憂鬱、やるせなさといった感情が横たわっている。
だからいともたやすく短調に引き戻されてしまうのだ。

Youtubeでこの演奏の投稿があったので貼り付けさせていただく。

Waltz in C-Sharp Minor, Op. 64, No.2


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三連休前の夜更かしラグリマ

2022-07-16 02:02:44 | ギター
寝る前の1曲。
久しぶりにラグリマにした。

額には極く微量しかかなかったが、足の裏に夥しいとまではいかないが、それなりの悪くはない量の汗をかきながら弾いたラグリマ 2022年7月16日01:42
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タチアナ・シェバノワ演奏 ショパン「ワルツ第10番 Op. 69 - 2」を聴く

2022-07-16 00:23:02 | ピアノ
今週は結構仕事が大変だった。
でも明日から3連休。
先ほど2年前の講習会で親しくなった方と2時間半ほどライン電話で、舞台で緊張しない方法や複雑な人間関係のことなどを話した。
対人恐怖で5分話すのも辛かったこの私が随分と話せるようになったものだ。

最近、ショパンの「ワルツ第10番ロ短調 Op. 69 - 2」の聴き比べをしている。
ショパンのワルツの中で最も好きな曲。

今日、またいい演奏に出会った。
タチアナ・ヴラジミーロヴナ・シェバノワ(Tatiana Vladimirovna Shebanova 1953年1月12日 - 2011年3月1日)。
以下、ウィキペディアから経歴を引用させていただく。

「モスクワに生まれる。モスクワ音楽院付属中央音楽学校でタチアナ・ケースネルにピアノを学んだあと、モスクワ音楽院のヴィクトル・メルジャーノフのクラスに入り、1976年に音楽院を首席で卒業した後もメルジャーノフの助手を務めた。在学中の1969年にはプラハの春国際音楽コンクールで優勝し、1976年のジュネーヴ国際音楽コンクールのピアノ部門で優勝を飾った。1980年のショパン国際ピアノコンクールで2位入賞を果たした。
演奏家として欧州諸国のほぼすべての他、日本、フィリピン、台湾、カナダ、南アフリカ、アメリカ等でも演奏し、ピアニストとしての名声を確立するに至った。その後、ポーランド出身のピアニストヤロスワフ・ジェヴィエツキと結婚し、ポーランド国籍を取得。」

58歳でがんで亡くなったそうだ。
ショパンの演奏は高く評価されているようだ。
この彼女のOp. 69 - 2の演奏はジャン・ミコーに匹敵するかもしれない。
無心で聴くととても悲しい心情が伝わってくる。

このタチアナ・シェバノワという人は、直感ではあるがとても心の優しい人に違いないと思う。
このOp. 69 - 2に関して言えば、純粋な優しさを持っている方でないといい演奏は出来ないのではないかと思っている。

Youtubeに演奏があったので貼り付けさせていただく。

Chopin: 2 Waltzes, Op. 69 - 2. Waltz In B Minor
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