世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

花の命は短くて

2007年10月19日 00時45分13秒 | Weblog
当社には階段やロビーに生花が飾られている。

一週間に一度、月曜日の朝に花屋さんが来て花を届けてくれるんである。

数年前、花好きな他部署の女性の先輩と飲みに行った。
彼女と酒を酌み交しながら、会社の花の話をした。

「こないだのリンドウ、綺麗でしたよねー」と私。

先輩はこう続けた。
「そうだよね。ねぇ、亮子さん。まだ綺麗に咲いているのに、土曜日と日曜日に誰にも見られず、そして月曜日の朝に事務的に捨てられる花の気持ちって考えたことある?」


私は返す言葉が見当たらなかった。
ただ目の前にある花を見て「わ~。今週はワレモコウだ~」と喜んでいただけだったから。

今週は百合だった。

この花たちの命も、月曜日の朝までである。
花たちは自らの命の制限を覚悟をしているのだろうか。
先輩の話を聞いてからというもの、私は木曜日あたりの花の咲きっぷりを一番綺麗だと感じるようになった。


和ませてくれている花。会社という戦場で唯一のオアシス。

しかし、利潤追求をモットーとする民間企業にとって、花なんか経費の無駄使いだと言う人もいる。

花そのものの代金、支払いの際の手間(現金払い)、そういうものはやはり無駄なんだそうだ。

会社に属する、しかも経費を管理する部署にいる者として、きっと私は「花なんて無駄だ」と言わなくてはならないんだろう。

でも…。


今年3月に我が部署に来た部長は無駄なことを悪としている。

恐らく、近い将来、生花設置は撤廃されるだろう。


…って、その前に「あなたの存在も無駄ですねー」と言われないようにしなくては…。


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あなた

2007年10月18日 23時03分37秒 | Weblog
ふと、目が覚める。
1階から声がする。

またか…。

階段を登りきったところで座り、そっと1階から聞こえる声に耳をすませていた小学校時代の私。

私の両親はよく喧嘩をする人々だった。

父親の酒癖の悪さ、飲み会と残業の多さ、母親にかかる育児の負担と姑の面倒の不満、家に散乱する父親所有の本が邪魔…云々。

鬱憤が溜ると母親は父親と喧嘩をしないと気が済まないらしい。

父親は黙るか、「ワタシだって仕事が忙しいんだよう…」と、ぽそぽそと反論していた。
深夜に響く怒号(主に母親)を私はいつまでも聞いていた。

彼等の喧嘩。
回想しても不可解に思うことがある。
彼等は互いを罵る際も
相手を「あなた」と呼ぶんである。

「てめぇー」とか「お前」ではない、「あなた」だった。

母親「あなたは仕事仕事って、そればかりじゃない。もう嫌よ」

父親「あなたは分かってくれない…分かってくれない」
といった具合いに。

ドラマ等で観る夫婦喧嘩よりは些か迫力に欠けていた。

同じことを何度も言い合い、迫力の欠けたメビウスの環的喧嘩は永遠に続くのかと思われる頃、私は飽きて布団に戻るのであった。

なんでこんなことを思い出したかというと、あの亀田さんが発端である。
ボクシングで反則技を使用したとかで、なんか大変そうなあの彼である。

ああいう殿方を好きになれる女性は、きっと彼氏に「お前」と呼ばれることを希望しそうだ。
「お前、太ったな」
と彼氏である亀田さんに言われると、その日の晩から絶食をする律儀さも持っているに違いない。
私はというと、彼には興味がない。…メガネかけてないし。怖そうだし。

もし、亀田さんと同居することになったら、耐えられそうになさそうだ。

「お前、メシぐらい作れよ」
と殴られた日には、私は父親にチクってしまうだろう。

父親は、亀田さんにぽそぽそと反論する。必殺建設的論法。
「あのですね、我が娘はですね、親の欲目かもしれないんですがね、つまり…」

亀田さんは
「あぁ?」
と威嚇。

そこで足取り軽やかにリングに立ち上がるのは母親。
得意のなじり攻撃開始!

そんな我が家を妄想して、喫煙所で一人で笑う。
漫画もテレビも使用しないでクスクス笑える私は安上がりな人である。


追伸
先日の金沢旅行で父親は九谷焼の茶碗と金沢金箔をあしらった箸を密かに購入していた。
茶碗の大きさがメタボリックな父親には問題ありだと母親は怒りMAX。

「あなた、ばっかじゃないの!」

と父親に言ったらしいのだが、やはり彼は反論をしようともせず、毎日お気に入りの茶碗でご飯を美味しそうに食しているらしい。…で、体重100キロ。

いつまでも元気な夫婦でいてほしいものである。


また会う日まで

2007年10月17日 23時48分12秒 | Weblog
「人間は一人で生まれて、一人で死んでいくの」

「下妻物語」の桃子のその言葉を何より信じている私。

だから、なんてことないって思っていた。
…2日前、マイミクの某氏が「48時間後にmixiを退会する」って宣言していたことを。

彼は高校時代の同級生。
高校を卒業して年に1回、大学を卒業してからは2度ほど飲み会や同窓会で再会したっけ。

ストイックで秀逸な彼の日記は、大体深夜に更新されていた。
眠れない夜、吉熊と一緒に携帯電話にて彼の文章に触れるのが日課だった。

たまにラーメン屋さんのレポがあったりして、それを読んで、深夜なのに食欲がモリモリ出てきてしまい大変困ったこともあった。
「明日の夕御飯は絶対にラーメンにしよっと」…鳴る腹を嗜めて眠りに落ちたこともあった。

私のみならず、多くの人々を楽しませていたに違いない彼の日記。
なのに、退会するだなんて勿体無い。
この2日間、思う存分、彼の日記を読み直した。
私の記憶に留めておきたかった。
あんな凄い文章、私には書けないから。

勿体無いと思う反面、本人が退会するって決意したのならば、仕方がないという諦めもあった。
「うっそぴょ~ん」と自身の発言をいつか撤回するんでは?という期待も持ち合わせながら…。

「人間は一人で生まれて、一人で死んでいくの」

そう思っていたはずである。私。
彼とはリアルでも会えるし。

なのに。なぜ?


泣くんだ?私。


「ターミネーター2」を初めて観た時より泣いているぞ?


思えば2年間、ほぼ毎日接していた彼の文章。
私の支えであった。
美しい文章でしたためられた日記のバックグランドに存在する彼の安否、地元の四季の移ろい、そういうものが突然私の前から失われるのである。
やっぱり、寂しいではないか。

人間は一人で生まれて、一人で死んでいく…その言葉はいまだに私の理想的な生き方だ。
孤高の精神に憧れる気持ちは、「下妻物語」を初めて読んだ時から頑として変わらない。

だが、しかし。

狛犬の「あ」から「ん」を歩くの間、つまり生死の間で出会った人や文章や音楽に愛着を持つことまで否定することはないんじゃなかろうか。
…「人生ソロ活動」というコミュに入っていながら、本当のソロ活動者にはなれない私である。

なんだか、泣いてばっかり。
もっとクールに生きられないものかのう。

某氏、こんな私を2年間もマイミクにしてくれていて、どうもありがとう。
あなたの日記は私と吉熊のココロの中に息づいています。

また会う日まで。






到来前の戯言

2007年10月17日 12時52分34秒 | Weblog
ああ…もう嫌。

疲れたよ。

消えてしまいたい。

そう言えば、お腹が痛い。

そろそろヤツ(生理)が来るんだろう。

体と心でヤツの到来を知る。

とにかく、疲れた。

午後、乗り切れるのだろうか…。



守られている私

2007年10月16日 22時34分53秒 | Weblog
吉熊上司の御尽力で、会社で使用している私のパソコンを新しいものにしてもらった。
すこぶる快適~♪

あと、今日は後輩女子に助けてもらった。
「第3の道」を考えることができる彼女には今までもたくさん支えてもらってきた。

昔、華原朋美が
「好きなタイプは頭が良い人。頭が良いと人に優しくできるから」
と言っていた。
そのことを思い出した。

なんだか、私は多くの人々に守られている、と思った。

一つ一つに感謝していかないと…。

そして、恩返しをしていかないとならない。
何ができるかな。




ギャルとの会話

2007年10月16日 22時33分46秒 | Weblog
喫茶店でご飯。

食後、携帯をいじりながら今日一日を振り返っていた。

後ろの席にギャル2名着席。

「はぁーあ」
ふと、携帯から視線を外した。

ん?

…私の視線の先にいるオッサン、かなり…ヤバいんですが。
揺れてるんですがッ。
股間に手を当ててるんですがッ!

よく、こういうふうにオカズにされることはあるんだが、今日の殿方は…尋常でない。
揺れ方が一人だけ震度8ぐらいなんである。

キモー!

周囲に人気がなく、けっこう怖い。

思わず後ろの席のギャルに話かけてしまった。
普段は絶対に会話しそうにないタイプの女子である。

「あのー」

びっくりして振り向くギャル。

「あの、向こうにいる男性、思いっきり自慰してませんか?」
小声で言う私。

ギャルはチラっと変態に目をやる。

「…やっべ。マジヤバいですよー。ヤッてますよー。あはっ」
ギャルは気さくに答えてくれた。

「私、怖いんで席変わります。あなたたちも気を付けてくださいね」

そう言って私は去ろうとした。
柱の陰の席に。

「何かあったら私がぶん殴りますよ!」

もう一人のギャルがそう言って笑った。


怖かった。
でも、ギャルと話せて良かった。
帰りがけ、ギャルたちは手を振ってくれた。

それにしても、喫茶店で自慰しちゃうヒトって、なんなんだべ。

良識とかないんだろうか。

ないんだろうなぁ。


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愛用品バトン

2007年10月16日 22時31分27秒 | Weblog
マイミク・しぃく殿から愛用品バトンを強奪しました。


☆携帯
→au…別に意味ナシ。IDOからの流れで。

☆財布
→ヴィトンの中折れ…フランス本店で購入。
フランス語が全く分からないので、手振りで購入した。
今思うと、けっこうスリリングな買い物をした。

☆車
→ナシ。
私はペーパードライバー&車酔いが激しいので…。
地元での外出では、父運転のマークⅡ。

☆メガネ
→コンタクト愛用者。

☆香水
→その日によって異なる。
・尾道オードパルファム…尾道市と資生堂のコラボ商品。
千光寺に咲く桜を再現した香り。尾道に行く度に購入。
・incanto charms(Ferragamo)
・PRADA(PRADA)
・ETERNITY(Calvin Klein)
・Still(Jennifer lopez)
・NINA(NINA RICCI)

☆シャンプー
→TSUBAKI(白)
縮毛矯正をかけた後はB:OCE

☆ボディソープ
→しぃく殿と同じでこだわりナシ。

☆洗顔料
→アベンヌ

☆靴
→LINEAEVO

☆帽子
→髪が多いので頭が入らない。マジで。

☆歯磨き粉
→クリアクリーン

☆リップクリーム
→10年ぐらい購入してない。

☆釣り竿
→所持していない。

☆ファンデーション
→プラウディア

☆ジッポ
→蔦の絡まる絵柄入りの男物。

☆バィク
→所持していない。

☆薬

・マイスリー(睡眠導入剤)
・ソラナックス(抗不安薬)
・パキシル(抗鬱剤)
・パリエット(胃薬)
…食費並にかかる…。

☆マフラー
→フワフワした毛のやつ。

☆自転車
→5年前に盗難された。 それっきり。

☆マスカラ
→下地は「劇的まつ毛美人」、マスカラはランコムのエクステンシル。

☆指輪
→左手中指は母親の婚約指輪をリフォームしたダイヤリング。
右手薬指は、自社品。

☆好きな体位
→さぁ?

☆理想の人
→♂…いっぱいいるけど、ドラマ「ハゲタカ」の鷲津政彦。
 ♀…華原朋美

☆ぉ酒
→ジントニック

☆サングラス
→買ったことがない。

☆色→黒、モスグリーン、紺

☆ゲーム→バイナリィランド

☆好きなタイプ
→メガネ男子。
クールだけど優しいヒト。
吉熊と私に意地悪しないヒト。
仕事ができるヒト。
男尊女卑しないヒト。
遠くに在住。


愛用品知りたぃ人5人指名してね。
1・ご
2・じ
3・ゆ
4・う
5・に

…↑しぃく殿の真似をしました。




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君の名は? 2

2007年10月16日 12時21分17秒 | Weblog
ぶっへ~!
昼休みの一服は最高だぜ。

今朝も通勤途中に不思議な花を発見した。
すかさずパチリ★

朝、花マニアの母に名前を聞こう!と思い、画像をメール添付にして送信したが返答なし。

鮮烈な紫色が気に入った。

春の花も好きだが、最近は秋の花にも惹かれる。

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しみじみ飲めば~♪

2007年10月16日 08時16分29秒 | Weblog
自信喪失気味の昨今。

酒に逃げる20代最後の秋。
澄んだ秋の空気に漂う煙草の煙が目に染みるぜ。

「なんだかねー」
と呟く。
誰もいないのに。

自分の無知や無力なんて散々知り尽していたはずなんだが。
改めて直視してみると、なかなか辛いもんがあるわけで。
私、何やってるんだろう?とか自問しちゃうわけで。

そんな夜は酒だ!酒。
コンビニで酒とつまみを買って帰宅。
「ただいまー」
プッシューッ!
…グビグビ。
つっーか、マジうめぇ!

…で、気付いたらさめざめと泣いてた。

飲酒しながら泣くなんて…何なんだ?私。
まるで演歌のヒトみたいではないか。


思えば、弱くなったよなあ。私。
…いや、酒だけでなくて。

色んなことが弱くなった。
昔はもうちょっと、なんか、こう、「ファイヤーマリオ」だったのに。
今なんて、チビマリオだ。
クリボーに接しただけで命を落としちゃうよ。

そんな自分がたまらなく嫌で、飲んで泣く。泣いて飲む…。

いつの間にか寝ていて、むっくり起き出す明け方。

鏡に映るむくんだ顔にも自己嫌悪。しかも化粧剥げかけだし。
マリオっつーか、クッパだよ…。その形相。

まー、そんな夜もあるわな。
このまま、反比例グラフのように歳を重ねる度に弱くなっても仕方ないよね。

反比例グラフのYの値はXの値がどこまでいっても0にはならないし。
反比例、上等!

酔いが覚めていくなかで、そんなことを考えた。


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ステキ女子からの電話

2007年10月14日 22時53分57秒 | Weblog
午前中、私にしては早起きしたのに、今日は無気力だった。
そーいや、昨日、パキシルを飲み忘れていた…。
セロトニンの活動が狂ってしまったのかもしれない。

狭い部屋なので、一日篭ると、自らの肺から放出された二酸化炭素で部屋の気温が上昇する。
地球温暖化をミクロ単位で実感する日曜日。

最近、安彦麻理絵の漫画にハマっている。
今日は「再婚一直線」を読破した。
離婚前、ぐーたらな生活をしていた安彦さん。
「義父」のスウェット(毛玉つき)を着用していた彼女。見かねた旦那にユニクロのスウェットを買い与えられたなどのエピソードに腹を抱えて笑った。
テンション高い彼女の自虐ネタは本当に面白い。
なんか私に似ている。
そう感じるのは…やはり、私が安彦さんと同じB型だからだろうか。

そうこうしている内に夕方になった。
釣瓶落としとはよく言ったもので、秋の日は落ちるのが早い。


「化粧でもすっかなー」
煙草を揉み消して、一人ごちる。

世の中の女子が化粧を落とす時間に、私はまったりと化粧を開始する。…さすがは前世が女郎さんな私である。
廓とか赤い襦袢という単語に、狂おしい程の懐かしさを感じてしまう。
そんな私の前世は、紛れもなく女郎さんだったに違いない。そう勝手に思っている。


まったり、化粧水を肌に叩き入れる。
まったり、乳液を肌に塗り込む。
下地を丹念に塗り、ファンデーションを顔面の半分に…

と、その時!

中学時代からの友人・わかめ殿から電話がキター!

彼女はステキ女子。
…半裸で、そして顔面半分しか化粧をしていないアートな私とは違って…。
中学校で教鞭を執っている彼女。
昔からしっかりしていた。

互いに悩みを打ち明け、そして明日からの新たな一週間を乗り越えるべく、エールを送りあう。
嗚呼、美しき友情。

今日はクマとしか話さないんだろうなぁ…と思っていたが、わかめ殿からの電話で、喉が枯れるほど笑うことができた。
思いがけぬプレゼントをいただいた。
ありがとう、わかめ殿。

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「北極のナヌー」

2007年10月14日 02時38分20秒 | Weblog
10/13(土)
映画「北極のナヌー」を観てきた(ネタバレあり)。

レイトショーで観たんだが、観客は私を含めてたったの3人しかいなかった。
この閑散とした空気、映画の内容以上の切なさを感じてしまった。

しかし、この映画、クマ好きには堪らないと思う。
クマ好きの私の期待を裏切ることなく、んもぉクマ三昧。

シロクマ・ナヌーは女の子。
贔屓目無しで見ても、別嬪さんだということが分かる。
額から鼻梁にかけてのラインが綺麗なんである。

母クマと弟クマと一緒に旅をするナヌー。
3匹はいつもぴったりと寄り添っている。
しかし、厳しいブリザードに負けた弟は倒れてしまう。
息耐えてしまった弟からいつまでも離れようとしないナヌーと母親…もう、可愛そうで可愛そうで…。
弱肉強食という真理に則していると言ったらそれまでだが、でも何とかしてあげたかった。

また、地球温暖化という残酷な事実が怖かった。
溶け続ける氷。
狩場である氷が無いとシロクマは餓死してしまう。
2040年には北極は無くなるらしい。
…このままいくと。
そう、「このままいく」と。
そうならない為には一体どうしたら良いのだろう?
今まで環境問題には無頓着だったが、帰りの電車内で、「温暖化防止の為にできること…少しはやってみっかな」と考える素直な私であった。
だって、愛するクマの為だもの。

☆映画館の売店でシロクマの人形が販売されていた。
「ウチの子になるかい?」
と問掛けたのだが、家で留守番をしている吉熊の焼餅が焦げる臭いを感じたので辞めておいた。


☆獲物を狙うシロクマの表情ってけっこう物騒。
幻滅しそうになったが、「真剣に生きている」ともとれる。
…でも、怖かった。


☆母クマから独立し、一人で逞しく生き抜くナヌーに自分を投影してしまった。

私も、毎日吹き荒れるブリザードに負けてらんねぇ!と思った。





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男前といふ称号

2007年10月13日 13時57分44秒 | Weblog
仕事中、別の建物に向かおうとしていた夕方。

会社に隣接している公園から、サッカーボールが飛んできた。

ボールは私の足にぶつかり、停止。
「んだよっ!」
怒りMAXで振り返る私。

幼稚園児がボールを追い掛けて駆け寄ってきた。
それを遠くで見ていた幼稚園児のおばあちゃんらしき人物が、
「たっくん、道路に出ちゃ駄目じゃない!」
と、声を張り上げた。
それだけ?
で…?
私には謝罪がないわけ?
おかしくね?
私の足の立場は?

頭に来たので、
「ボール、投げるよ~」
とボールを拾い上げた私は、あさっての方に投げてやった。

ふん。
あんた達なんて500回ぐらい車にひかれればいいんだわ。

てか、今日のストッキング、1000円なんだからね!
破けたらどうするんだよ!
気を付けろよ、馬鹿。


…なんで、こんなことでイライラしてるんだろ。

忙しいのもあるが、恐らく緊張から来るのであろう。


なんてったって、今日は某マイミク殿(メガネ男子)とデートをするんだから!
そりゃ、緊張もするさ。
1000円のストッキングを履くぐらい、気合い入れまくりなんだから!

残業ナッシングで、待ち合わせ場所に急いだ。

彼とはマイミクみかん殿経由で知り合った。3ケ月前に一度会ったことがある。
その時も彼のメガネ男子っぷりに萌えたわけだが。


それにしても、殿方とデートなんて何年ぶりだろう。
デートの仕方とかすっかり忘却の彼方にいってしまって、気分は電車男。
「めし、どこかたのむ」
って、ネットに相談しそうになった。

駅の近くの飲み屋さんで、デートは展開された。

すげー。
干物女の私が、デートしてるッ!
しかもエイヒレとか食べてる!
…干物の共食い?


初めは緊張していたが、2時間ぐらい話していたら自然と会話を楽しめるようになった。
彼のビジュアル系の音楽の話とか、物凄く興味深かった。

終盤、彼に「男前」の称号をいただく私。
どこが?
どの辺が?


打ち解けた頃を見計らって、「くわえ煙草をするメガネ男子」に萌える性癖を持つ私は、メニューを見ている彼に、それを実践するように懇願した。

…やってくれた。

もう、良い。
この世に思い残すことは、何もない。
これで私は成仏できる。

彼は終電で帰って行った。
帰宅した私は、1000円ストッキングを脱ぎながら、ニマニマしてしまった。

ああ、楽しかった。

…吉熊も連れてくれば良かったなあ。



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金木犀

2007年10月11日 21時39分39秒 | Weblog
自分の限界を早々と知ってしまった。

決算短信1ページ目で「もう、むりぽ」な状態。
きっと全国のIR担当者(もしくは経理マン)も今頃格闘してるんだろう。
そんな中、「あみやき亭」という会社は、既に中間決算短信を開示している。
早すぎ!
いったいどんなカラクリがあるんだろうか。


話は戻って、私。

時間をかけて集中すればいくばかりかは捗るんだが、しかし、それだと利益を追求する会社の根本に背くことになる。
自分に急かされるようにワードと格闘した。

仕事ができる人を羨ましく思う。
彼等にあって、私に不足しているものは何なんだろう?

そんなことを考えながら帰った。

ここ数日、色々な場所で金木犀の香りが鼻をかすめる。
ここ下町でも、軒先を歩くとあの独特の香りを感じられる。

甘い夢のような香りが、疲れた私に癒しと活力をくれる。

だから、明日も頑張ろう。

☆画像は会社に隣接する公園に咲き誇っていた金木犀。

私にも、こんな風に花開く時が来るのだろうか。

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君の名は?

2007年10月11日 12時11分17秒 | Weblog
お昼休み~♪

今日は午前中から会議だったんだが、お腹が鳴りそうでクマった。
毎朝、通勤途中で見掛ける花がある。
今朝は少しだけ早起きして、写メをしてみた。
何ていう名前の花だろうか?
母親に画像を添付して尋ねたが分からないらしい。

みずみずしい黄色が、凛とした秋の朝に冴えていた。
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「部長の部屋」

2007年10月10日 22時50分12秒 | Weblog
キター!
●●●ィ~(部長)との面談!
キター!
覚えていたんだ!?
私は忘れていたよ。
ええ、すっかり。
固定資産・什器備品の棚卸で、私の頭の中には微塵にも残っていなかった。

「では、行きましょう」
とニヒルに笑いかけられ、応接に拉致監禁される昼下がり。

「最近、どうですか?」
さっそく、心療内科のクマ医師みたいなことを尋ねられた。
ここはカウンセリング室かと思っちゃった。

地元銀行の破綻の話を皮切りに芋弦式に話が続く。
ほのぼのした会話が続くと思っていたら、

「あなたのお給料についてどう思いますか?」

と、いきなりストレートなことを訊いてくる。


「実家の母には、お給料は貰えるだけ有難いものだと言われています。私もそう思います」
と答えたら

「わ~!良いお母さんですね。じゃ、あなたの次回のボーナスはカットしますね。フフフ」

と、意地悪を言う●●●ィ~。

「意地悪仰らないでくださぁい~」
と、すねる私。


出世したくないの?
もっと他の仕事したくないの?
何か困ったことないの?
どうしてこの会社の人は残業しないのですか?
勉強してますか?
…と、仕事の話もした。
私からも、社長の本音を聞き出そうと、ここぞとばかり質問。

最後に。
「もっと残業をして、スキルを伸ばしましょう!」
とか言われた。

「そうですね!」
と答えた。

こうして、「徹子の部屋」みたいな面談は終了した。
ゲストは亮子さん。
る~るる~るるる♪


心療内科の時間に間に合うように定時で帰る私。
「お先に失礼します」と挨拶した時、彼の顔は僅かに引きつっていた。

許してちょ。