世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

10月27日という日

2007年10月27日 23時19分29秒 | Weblog
本来ならば帰省をして友達と飲む予定であったのだが、先方さんが体調を崩されたため、帰省は延期することにした。

母親曰く、実家のある宇都宮は凄い風雨だったとのこと。
「こんな天気じゃなくて、もっと晴れた日に帰ってくれば?」
と言われたので、そうすることにした。


10月27日は、私の好きな映画「ふたり」に出てくる千津子の命日だ。
成績優秀で美人な千津子と、ドジで間抜けな妹・実加。
千津子は死んでからも妹の前だけに姿を表して、妹に応援やアドバイスをする。
二人を優しく包み込むのは尾道…。

そんなこんなで、DVDを観返してみた。
約20年前の作品なのに、古さを感じない。

エンディング…
「昔 人の心に
 言葉一つ生まれて
 伝えてね この声を
 草の想い」

大林宣彦監督と久石譲が歌う「草の想い」が流れる。

もう、何十回もこのエンディングを観ているのに、いつも泣いてしまう。
思えば、中学生の時にこの映画と出会い、
「自分で稼げるようになったら、この映画のロケ地、尾道に行こう」
と誓った私。

ここ6年間は毎年尾道を訪れ、映画のヒロイン気分を味わっている。

夢は叶った。

でも夢は叶えるまでが楽しいということに気付いた。

私の今の夢は…
一人で生きていくこと。
今現在もその夢は叶っていて、最終目標である「孤独な老後@老人ホームの個室」は、今の延長線上にある。

しかし、「孤独な老後@老人ホームの個室」の種類は色々ある。
惨めさを伴うもの、
極度な寂しさを伴うもの、
金銭工面の苦労が伴うもの。

今から作戦を練っているんだから、どうせならば素敵なソロ老後を過ごしたいではないか。
その為に、今できることって何だろう?

今後の人生に付きまとうであろう課題。
それらの課題に前向きに取り組んで生きていこうと思う、夢に向かって誓う秋雨の日であった。


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