世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

最高のデトックス

2007年10月24日 22時56分57秒 | Weblog
地味に疲れている。

今日は残業をせずに、ゲルマニウム温浴に行こうと思っていた。
が、突如残業をすることになった。
さようなら、ゲルマ…。

業務中、社長と話をした。
冗談を言われたので冗談で切り返したら、
無視された。
クスリとも笑ってくれなかった。
切ない…。
社長以外の役員から冗談を言われても、私は困惑に彩られた不安顔になってしまう。
外国の女性のように上手く切り返すことができずに、曖昧に笑うのが精一杯だ。
嗚呼、こういうところを見て、社長は私を「気の弱い子」だと思ってるんだろうか…。


また、最近の吉熊上司は多忙で、あまり話をすることがない。
避けられているんだろうか…と思うほどである。

私、何かしでかしたんだろうか?
それを指摘すると私が感情的になるから、指摘をできずにイライラしているんだろうか?

ふと、2年前の悪夢が蘇る。

こんな私、やはり生まれて来なければ良かったんだ。
死んでしまいたい。
楽に死ねたら良いのになぁ。

何度も胸に湧いては消えていく、その気持ち。
思えばこの2年間、健やかなるときも病めるときも、この気持ちと共に私は生きていた気がする。

パキシルを噛み砕きながら、母親に電話をした。
「どうして亮子を産んだの?」
と尋ねた。

「できたから」
と返答された。

できた…そう、私は30年前の虹が出た初夏の日に、「できた」んだっけ。
その奇跡の延長線上に存在する今の私を、
私が大切に生きないと、
きっと彼女は私を生んだ甲斐というものを見い出せないだろう。
最大の親不孝だ。

「ふーん」
私は呟いた。
雰囲気を察したんだか知らないが、母はそれ以上を語らなかった。

でも、その一言で安心できた。
母との会話は、ゲルマニウムよりもデトックス効果があるのかもしれない。


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