世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

「北極のナヌー」

2007年10月14日 02時38分20秒 | Weblog
10/13(土)
映画「北極のナヌー」を観てきた(ネタバレあり)。

レイトショーで観たんだが、観客は私を含めてたったの3人しかいなかった。
この閑散とした空気、映画の内容以上の切なさを感じてしまった。

しかし、この映画、クマ好きには堪らないと思う。
クマ好きの私の期待を裏切ることなく、んもぉクマ三昧。

シロクマ・ナヌーは女の子。
贔屓目無しで見ても、別嬪さんだということが分かる。
額から鼻梁にかけてのラインが綺麗なんである。

母クマと弟クマと一緒に旅をするナヌー。
3匹はいつもぴったりと寄り添っている。
しかし、厳しいブリザードに負けた弟は倒れてしまう。
息耐えてしまった弟からいつまでも離れようとしないナヌーと母親…もう、可愛そうで可愛そうで…。
弱肉強食という真理に則していると言ったらそれまでだが、でも何とかしてあげたかった。

また、地球温暖化という残酷な事実が怖かった。
溶け続ける氷。
狩場である氷が無いとシロクマは餓死してしまう。
2040年には北極は無くなるらしい。
…このままいくと。
そう、「このままいく」と。
そうならない為には一体どうしたら良いのだろう?
今まで環境問題には無頓着だったが、帰りの電車内で、「温暖化防止の為にできること…少しはやってみっかな」と考える素直な私であった。
だって、愛するクマの為だもの。

☆映画館の売店でシロクマの人形が販売されていた。
「ウチの子になるかい?」
と問掛けたのだが、家で留守番をしている吉熊の焼餅が焦げる臭いを感じたので辞めておいた。


☆獲物を狙うシロクマの表情ってけっこう物騒。
幻滅しそうになったが、「真剣に生きている」ともとれる。
…でも、怖かった。


☆母クマから独立し、一人で逞しく生き抜くナヌーに自分を投影してしまった。

私も、毎日吹き荒れるブリザードに負けてらんねぇ!と思った。





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4 コメント

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かわいい! (Roberto)
2007-10-15 22:29:26
イヌイットの言葉で、シロクマのことをナヌークっていうんですよね。
星野道夫さんの写真で知りました。

アラスカの野生を単独で撮り続け、最後はヒグマに襲われて亡くなった孤高の写真家です。
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くま写真家 (亮子&吉熊)
2007-10-16 12:14:53
Roberto殿



星野さんのことを調べてみました。

いやーすごい!

クマも沢山撮られたみたいですね。

アマゾンでクマ写真集を購入しそうです。



情報ありがとうございました。
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Unknown (Roberto)
2007-10-18 14:45:32
文庫本も出てますよ!
アラスカでの生活を描いた、骨太のドキュメントです。
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なぬーッ (亮子&吉熊)
2007-10-19 00:03:23
Roberto殿



そうでしたか。

彼は壮絶な最期で亡くなられたそうですね。調べたら「動物奇想天外」の撮影中に…。



情報ありがとうございました。





話は変わるのですが、先日の金沢旅行。富山をバスで通りました。立山がとても綺麗に見えましたよ。
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