世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

胸に刻み

2021年01月17日 23時50分12秒 | Weblog
9時に起床。

シネスイッチ銀座にてハンガリー映画「この世界に残されて」を鑑賞。
ホロコーストを生き延び、それぞれ大切な家族を失ったあとに出会った42歳婦人科医と16歳少女が寄り添うストーリー。
親子でも恋人でもない、魂で引き寄せられる二人の関係性がいとおしい。見てよかった。


映画『この世界に残されて』予告編


お医者さん・アルドがかっこよくて胸キュン。
設定も42歳で私と一緒で親近感が湧いた。

クララも最初ツンケンしてて感じ悪いと思っていたのだが、次第にキュートに思えてきた。


プルームカフェで一服。

映画の余韻に浸る。


表参道のスパイラルで、向田邦子没後40年特別イベント「いま、風が吹いている」を見た。
教科書で読んだ「字のないはがき」の原稿を拝めて感激。お洋服や食器も展示されていて改めてハイセンスな方だったのだなと思った。

少しだけ、私の故郷・宇都宮にも住んでいらしたことがあるらしい。

それにしても、向田さんの美しさって筆舌しがたい。
聡明な百合の花を思わせる。うっとり。


「風の塔」からひらりひらりと舞い降りる向田さんの名文が記された白い紙片。





お持ち帰りができるというので、こちらをチョイス。

「素顔の幸福は、しみもあれば涙の痕もあります。思いがけない片隅に、不幸のなかに転がっています。屑ダイヤより小さいそれに気がついて 掌(てのひら)にすくい上げることの出来る人を、幸福というのかもしれません」

この言葉を胸に刻み、どんな状況でも前向きに生きていけたらいいなと思う。


その後、新宿「いち香」で広島焼デラックスを食べてお腹いっぱい。
広島風お好み焼きそば入りに人気の具、えび、いか、ほたて、いか天、ねぎかけの5つが入って玉子2個で仕上げたゴージャスな味。



気分が良かったので、レモンサワーも付けちゃった。

嗚呼、良い一日だった。

明日からまた頑張ろう。