世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

上野日和

2021年01月09日 23時40分43秒 | Weblog
午前中に起きて、内科へ。貧血の鉄剤をもらいに行った。先般の血液検査の際、だいぶ改善されたのだけれども、念のため。

一度帰宅して、この前読んだ小説「JR上野駅公園口」(柳美里先生)の聖地巡礼をしてきた。


上野駅公園口、がらりと雰囲気が変わっていて吃驚した。駅の前の道がなくなっていた。


上野大佛の前でシゲちゃんを思い、上野駅2番線ホームで主人公がカズさんの気持ちを想像。






冒頭とラストに登場する2番線ホーム。



公孫樹の木も今までスルーしてきたけれども、あの作品を読んだからか、じっと見上げてしまう。








韻松亭でランチ。
入ろうか止めようか店の前でメニューを見ながら考えていたらお店の人が色々と案内して説明してくれた。



籠の中の彩り豊かなお料理に息を飲んだ。今まで味わったことのないような食感、風味に、口の中が昇天。美味しいものをちょっとずつって非日常的すぎる。

「花籠膳」



これで2000円ちょっとって、コスパが良すぎる。

豆ごはんはお代わり自由。







茶碗蒸しの下には御餅っぽい何かが入っていて、その舌触りと風味がとてもよかった。


不忍池を見ながらの食事。
景色も接客も良かったので、また行きたい。





毎年恒例の上野の牡丹苑へGO!


世間がどうであれ、咲くことを恐れない牡丹の潔さに脱帽。

藁囲いの中でひっそりと春を待つ姿が健気。





偶然発見された奇跡の牡丹「胡蝶の舞」







「貴婦人」は薔薇の品種「ボレロ」に似ている。中に花弁がぎゅっと詰まった感じが。



「連鶴」という牡丹。


藁の外、空を見上げているよう。



ドリーミーな色合いの牡丹「八千代椿」にウハウハ。







「御国の曙」というゴージャスな牡丹も素敵。




他の植物も夢のような可憐な咲きっぷり。乙女桜という小さな花なんてずっと見ていたかった。寒くて断念したけど。



苔の上の植物(名前は分からない)。



万両。


蝋梅の香り、大好き。


ゴールは枯山水。


葉牡丹も色のグラデーションが楽しくて、つい見入ってしまう。



吉熊も大満足。





寄せ植えも素敵だった。


俳句コーナーはコロナ対策で今年は中止。
残念。


15時を過ぎると一気に寒くなる。
体が芯から冷えたのを感じたので日暮れ前に帰宅。

充実の一日だった。