世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

お盆

2017年08月10日 22時12分19秒 | Weblog
例年だったら「明日から夏休み!!」なのだが、今年は違う。
今年は夏休み取得日の選択の幅が広かったので、各自好きな時期に休める。
私は早々に7月に取得したので、お盆は通常通りの出勤だ。
てか、明日も出勤だし・・・。
他の会社から入社してきた人、友人、妹から驚かれるほど、うちの会社の出勤日は多い。
そして有給は取りにくい。最悪である。


就職してからの夏休みは、

2000年茨城県の河原子海岸(母・妹・弟)
2001年長野県(母・妹)・実家
2002年グアム島(家族)
2003年実家
2004年尾道
2005年尾道
2006年尾道
2007年尾道
2008年尾道
2009年尾道
2010年NY
2011年香港
2012年北海道
2013年台湾一周
2014年東北(花巻・弘前・秋田)
2015年ホーチミン
2016年ハノイ
2017年ダナン
に行っている。

尾道多すぎ!
2002年7月、そして今年の3月にも尾道へ行っている。どんだけ好きなんだ、自分。
それにしても、昔、夏休みは7日間あったけれどもいつの間にか5日間に縮小。マジで、いけずである。


お盆というと、親戚の集まりを思い出す。
私の実家に親戚一同が集まる、あのお盆。
映画「サマーウォーズ」の、あの風景に似ている。
祖父の霊を迎えた祖母はやけに張り切り、いつもは丸まっている背中がお盆にはまっすぐになる。
猿人から人類への進化を思わせるぐらいに。

ハッスル祖母は朝からきんぴらごぼうとかを煮ていた。
父は5人兄弟の末っ子で、上に兄と姉三人がいる。
盆と正月にはその配偶者および子供たち、そしてなぜだかわからないのだが、その姑までも来て、1クラス分の人数の人々が家に集まるのである。
大人たちは次々に酔っ払い、思い出話に耽る。
子供たちは遊ぶ。アルコール臭半端ない吐息を漏らして絡んでくる大人たちの間を潜り抜けながら。北海道の医大に行った一回り歳上の従兄弟以外、みんな来た。
酔っ払いと駆けずり回る子供たちで、客間はカオス!

それが数時間だったらまだ分かるが、朝から深夜0時ぐらいまで続く。

べろんべろんになった伯父たちを伯母たちが車に押し込んで帰っていく。
食器を片づけながら母が「盆正月は嫁泣かせ」と言っていたけれども、こう書き起こすと泣くというレヴェルじゃない。

全米が泣いた!である、

元気だった祖母も他界し、飲兵衛だった伯父たちも亡くなったり酒が弱くなったりして、もうあの大宴会のようなお盆は開催されていないようだ。
線香と果物の香りが揺らぐ、静かなお盆がそこにはあるらしい。

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