世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

どんぐり、どんぐり!!

2017年08月21日 23時59分24秒 | Weblog
通勤時、百合が咲いているのを見て嬉しくなった。
その凛々しい様は、昨日観た映画のなかの修道女のようだ。







今日は、上司の人とパートさんが夏休みなので、忙しかった。時間があっという間に過ぎた。
嶽本野ばら先生が作ったどんぐりブレスレット・どんぐりリングを身に着けて、朝から精神統一。






そして、喫煙所(非常階段)に枯れ葉のような蛾がいた!!
葉っぱの葉脈までそれらしく見えて、擬態の達人すぎるべ。マジで。
よく見ると手足や触角がある。
折角、華麗なる返信を遂げたのに、こんな白い塀のところにいたんでは、目立ってしまうんじゃね?
他にも、ウスバカゲロウやアブやハチ、セミまでやってくる喫煙所は虫の宝庫だ。
夏休みの子供の昆虫採集にぴったりの場所だ(?)。





今日のお昼は日替わり弁当のヒレカツ。
お弁当屋さんが配達に来るや否や、ぴゅーっと彼に駆け寄って「待っていました!!」とお金と交換。そういえば昨日のお昼もヒレカツだった。2日連続でヒレカツだなんて・・・豪快すぎるぜ。
揚げ具合が最高。とても美味だった。
夏バテで暫くそばかサンドイッチしか食べられなかったけれども、今日は久々にがっつりと食べられた。



東京は今後一週間、残暑が厳しいらしい。
天気予報に戦々恐々。



足の付け根にできた吹き出物はフロモックスとゲンタマイシンにより、ようやく小粒になった。
夏はもうこりごり。
早く秋が来ないかな。
秋になったら、吉熊と一緒にどんぐりを拾いに行きたい。
どっちが多く取れるか競争するんだ。



「夜明けの祈り」感想

2017年08月21日 23時32分52秒 | Weblog
昨日観た映画「夜明けの祈り」は本当に良作だった。




最近、ポーランドがマイブームで、ポーランドを検索中に偶然発見した映画。
土曜日に王様のブランチでも取り上げられたらしい。

痛々しいほどの信仰のもと、純潔を守る修道女。性に奔放な無神論者の女医。
厳粛な祈りを捧げる修道女。飲み屋で恋人と酒を飲んで踊る女医。
この相対する要素が、物語が進むにつれてきれいに繋がっていく様に、スクリーンから目が離せなかった。ここまで集中して映画を鑑賞したのは超久しぶり。

静かで重い作品だったのだが、唯一笑ったのがお産の最中も祈りを欠かさない修道女のシーン。
逆に、目を背けたくなったのは、冒頭の帝王切開のシーンと、修道院を守ろうとするため院長が嬰児を遺棄するシーン。後者はどうしても赤ちゃんが甥っ子くん(4ヶ月)と重なってしまい、心が痛かった。戦争もひどいが、信仰の残虐性も巧みに描かれていた。

そして目が離せなかったのが女医・マチルドの佇まい。
仕事の合間にタバコを吸うシーンは実にかっこいい。プッハーと豪快に煙を吐き出していてほれぼれとしてしまった。また、Aラインの茶色のコートに青いマフラーで、颯爽と歩くバリキャリな佇まいは東京ラブストーリーの赤名リカに似ている。


ナイスアイデアで修道院と赤子の命の存続を可能にし、希望が持てるエンディングだった。
この人たちがずっと幸せでいられますよう、祈りたくなった。

この女医は実在するというのだからびっくり。
(マドレーヌ・ポーリアック)
http://realsound.jp/movie/2017/07/post-94356.html

目の前にいる「助けを求めている人」を助けるってシンプルなことだけど難しい。
自分がマチルドの立場だったら、・・・うーん・・・助けようとするとは言い難い気がする。
マチルドの場合、自分の仕事(赤十字の医療業務)をしつつ、修道院へと赴くのだから相当な負担だと思う。作品中、上司に欠勤を咎められて始末書を書かされていた。
また、修道院から赤十字に帰る車の運転中に、ソ連兵に危うく暴行されそうになる。それでも修道女たちへの手助けを止めない。

宗教も人種も越えた絆をひしひしと感じた。