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世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

隣の席の会話

2010年06月30日 | Weblog
心療内科のあとに寄った某居酒屋風レストラン。
案内された席の隣では、サラリーマン風の若い男性2人とおばちゃん3人が盛り上がっていた。
どんな関係なんだろう?
別に聞き耳を立てていたわけではないのだが、彼らのアルコール分を含んだ声が大きすぎて全てが解ってしまった。
どうやらおばちゃんたちの絡み酒らしい。さっきこの場で出会ったと見た。

「だっからアンタは駄目なのよぅ~!がっはっは~」
「イケメンなのに、勿体ないわ~。ぎゃはっは!」
「私たち、いつも旦那みたいなオジサンばかりとしか会話しないからさ~!若い子って可愛いわぁ!ぬっはっはっ」

…。
すげー。
おばちゃんパワー。
ドリフの笑い屋みたいな笑い方である。

若人二人も「ど~したらモテるんですか~」とおばちゃんたちに質問していた。二人は会社の上司と後輩。昨日の株主総会が大変だった云々という話をしていた。どうやら私と同じ職種らしい。
独身彼女なしの二人は、最近、お見合いパーティに参加した。その話がおばちゃんたちのネタになってた。

しかもおばちゃんの1人が占い師らしく、二人を占っていた!
ここ、居酒屋風レストランなんだけどっ!

疲れているし、心療内科後で深夜だったのだが、張り込みをする刑事のようにガン聞きしてしまう私であった。

ホント、何してるんだろう…自分。

4年目の夏

2010年06月30日 | Weblog
心療内科デー。

昨夜は深酒をし、また連日の肉体労働のせいか、今日の我が部署は皆お疲れモード。
私も月末なので忙しいのだが、体と頭がいまいち働かずに困惑。
定時に上がり、心療内科へ。
今日の待ち時間、2時間半。
瀬戸内寂聴の「花情」を熟読。短編集で、一章ごとに花の名前が付いている。「桔梗」の話が好き。駆け落ちの末に結ばれ、子供を早くに亡くした50代の夫婦の話。末期ガンの妻が絵描きの旦那にお願いをする。大好きな桔梗の花を白い着物に描いてちょうだい。しかも墨絵で。最終的に妻はそれを死装束にするっていう悲しい話なのだが、静かな雰囲気が二人の愛を包む様子にジーンとしてしまった。

さて診察。
クマ医師、ご機嫌っぽかった。4年間の通院で、彼の眼鏡が洒落てることを発見。縁が透明なんである。ナウいじゃん。

前回処方された漢方薬について確認された。
防風通聖散。
一言で言うと、これ、イイ。私の体質に合ってる。この2週間、むくみ、のぼせ、ほてり…全て解消した。毎年この時期、手足のほてりがひどいのであるが、今年はあまり辛くない。引き続き処方してもらうことにした。
しかし、不味い。不味いのである。
毎朝飲んでいるのだが、涙目になりながら飲んでいるっていう旨をクマ医師に報告。
クマ医師、困ったふうに笑っていた。

彼に世話になり、4年目。また夏がやってきた。
病めるときも健やかなるときも、常に私を見守ってくれていたクマ医師。

クマのような様相にナウい眼鏡を掛けている彼に、4年間、認知行動療法を施された結果、今、とても生きやすさを感じている。
ありがたい。

薬袋には2週間分の薬の他に、クマ医師からもらった勇気も入っているような気がする。