昨夜から涙腺緩みっぱなし。
2003年5月、惑星探査機はやぶさは地球を発った。ちょうどその頃、我が家に吉熊がやってきた。そうか。吉熊が来てもう7年か。まだ私は25歳で、「今年から四捨五入は禁止ですよ!」と宣い、オールなんてへっちゃらな若々しいギャルであった。ミニスカート、合コン、初めて手に入れた役職、…毎日が輝いていて楽しかった…。
はやぶさが迷子になったり故障したり数々の困難にぶち当たっているというニュースを見聞きしたときには「もうこれ駄目なんじゃね?」という気持ちしか持っていなく、ぶっちゃけ、私にとってはただの人工衛星だった。ちょうどその頃から、うつと強迫性障害を発症していたので、はやぶさには特別興味はなかったのが正直なところ。
しかし!
最近になり、はやぶさが地球に帰還すること、そして大気圏内に突入するときにカプセルだけ放出させてはやぶさ自体は燃え尽きることを知り、頭の中ははやぶさ祭。
昨夜はブログを更新しながら、ネットでニュースを漁り、でもって、流れ星になったはやぶさの写真にうるうるしていた。

嗚呼、多くのミッションをこなし、天寿をまっとうしたはやぶさは流れ星になったんだ、と。天の川の前を閃光のように走り抜けたはやぶさ。
7年間にもおよぶ、60億キロメートルの孤独な旅であなたが見たものは何なの?と問いかけていた。
あ、この神秘的な画像、「秒速5センチメートル」の「コスモナウト」っぽい!と思い、深夜黙々とDVDを観返してしまった。

そして、この作品の中に登場する種子島宇宙センター。小学校時代、友達のお父さん(大学教授)がロケットの打ち上げに立ち会うことになり、友達も一緒に同行することになった。後日彼女からもらった写真にはロケットが煙を吐き出して天に抱かれていく様子などが写っていて、ど田舎の小学生だった私はひどく興奮したものだ。映画の中でロケットが飛び立つあのシーンを観る度に彼女をそこはかとなく思い出す。
今朝、はやぶさが最後(最期)に撮影した写真をニュースで見た。

燃え尽きる25分前の一枚。
「最後に故郷である地球をはやぶさに見せてあげたい」というスタッフの粋な計らいで、残り僅かな燃料により地球側に姿勢を整えて撮影した写真。予定外のミッションであったのに、最後の力を振り絞って健気に遂行した結果がそこにはあった。
日本的といえば日本的な事象だ。工場の生産ラインのロボットにあだ名を付けて仲間意識を持つ国民性の為せる技だと思う。
この地球に私はいるのだ。そして背後に写る漆黒の宇宙に自分がいることの奇跡、神秘、偶然、…その感動でまたうるうる。
「この写真、はやぶさの涙で潤んでいるみたいですね」
なんてアナウンサーが言うもんだから、私の涙腺も潤むっつーか、決壊してしまったじゃないか!朝なのに…。泣かせやがって、コンチキショー。
自爆する機械で泣いたのは「ドラえもん のび太と鉄人兵団」のリルル以来だ。
わたしが不思議…。
とまあ、はやぶさよ。
おかえりなさい。
千の風になって、あなたの一部がそこら辺にあるような気がします。
126億円という低コストで作られたにもかかわらず、日本人の勤勉さや器用さでちゃんと地球に帰還してきた健気で可愛い子・はやぶさ。
まるで貧困の家庭の子が苦学の末に宇宙で大仕事を成し遂げて凱旋してくる様子を思ってしまうのは私だけだろうか。
分離されたカプセルは無事にオーストラリアで保護されたもよう。その中に小惑星イトカワの砂が入っているに3000点。
そして、私と吉熊の人生のこれからの7年間はいったいどんな旅になってるのだろう。



2003年5月、惑星探査機はやぶさは地球を発った。ちょうどその頃、我が家に吉熊がやってきた。そうか。吉熊が来てもう7年か。まだ私は25歳で、「今年から四捨五入は禁止ですよ!」と宣い、オールなんてへっちゃらな若々しいギャルであった。ミニスカート、合コン、初めて手に入れた役職、…毎日が輝いていて楽しかった…。
はやぶさが迷子になったり故障したり数々の困難にぶち当たっているというニュースを見聞きしたときには「もうこれ駄目なんじゃね?」という気持ちしか持っていなく、ぶっちゃけ、私にとってはただの人工衛星だった。ちょうどその頃から、うつと強迫性障害を発症していたので、はやぶさには特別興味はなかったのが正直なところ。
しかし!
最近になり、はやぶさが地球に帰還すること、そして大気圏内に突入するときにカプセルだけ放出させてはやぶさ自体は燃え尽きることを知り、頭の中ははやぶさ祭。
昨夜はブログを更新しながら、ネットでニュースを漁り、でもって、流れ星になったはやぶさの写真にうるうるしていた。

嗚呼、多くのミッションをこなし、天寿をまっとうしたはやぶさは流れ星になったんだ、と。天の川の前を閃光のように走り抜けたはやぶさ。
7年間にもおよぶ、60億キロメートルの孤独な旅であなたが見たものは何なの?と問いかけていた。
あ、この神秘的な画像、「秒速5センチメートル」の「コスモナウト」っぽい!と思い、深夜黙々とDVDを観返してしまった。

そして、この作品の中に登場する種子島宇宙センター。小学校時代、友達のお父さん(大学教授)がロケットの打ち上げに立ち会うことになり、友達も一緒に同行することになった。後日彼女からもらった写真にはロケットが煙を吐き出して天に抱かれていく様子などが写っていて、ど田舎の小学生だった私はひどく興奮したものだ。映画の中でロケットが飛び立つあのシーンを観る度に彼女をそこはかとなく思い出す。
今朝、はやぶさが最後(最期)に撮影した写真をニュースで見た。

燃え尽きる25分前の一枚。
「最後に故郷である地球をはやぶさに見せてあげたい」というスタッフの粋な計らいで、残り僅かな燃料により地球側に姿勢を整えて撮影した写真。予定外のミッションであったのに、最後の力を振り絞って健気に遂行した結果がそこにはあった。
日本的といえば日本的な事象だ。工場の生産ラインのロボットにあだ名を付けて仲間意識を持つ国民性の為せる技だと思う。
この地球に私はいるのだ。そして背後に写る漆黒の宇宙に自分がいることの奇跡、神秘、偶然、…その感動でまたうるうる。
「この写真、はやぶさの涙で潤んでいるみたいですね」
なんてアナウンサーが言うもんだから、私の涙腺も潤むっつーか、決壊してしまったじゃないか!朝なのに…。泣かせやがって、コンチキショー。
自爆する機械で泣いたのは「ドラえもん のび太と鉄人兵団」のリルル以来だ。
わたしが不思議…。
とまあ、はやぶさよ。
おかえりなさい。
千の風になって、あなたの一部がそこら辺にあるような気がします。
126億円という低コストで作られたにもかかわらず、日本人の勤勉さや器用さでちゃんと地球に帰還してきた健気で可愛い子・はやぶさ。
まるで貧困の家庭の子が苦学の末に宇宙で大仕事を成し遂げて凱旋してくる様子を思ってしまうのは私だけだろうか。
分離されたカプセルは無事にオーストラリアで保護されたもよう。その中に小惑星イトカワの砂が入っているに3000点。
そして、私と吉熊の人生のこれからの7年間はいったいどんな旅になってるのだろう。


