世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

桜日和

2010年04月03日 23時56分13秒 | Weblog
宇都宮から両親が上京。
妹・芋子が住んでいる場所から近い狛江駅で待ち合わせをしていたのだが、15分ほど寝坊をした私。
急いで新宿駅で乗換えをしていたら、両親に遭遇!
偶然すぎ。
血の為せる業だろうか。

クマパパ、何やらリュックを背負っているのだけれども…何、それ?
…酒が入っているらしい。
宇都宮からわざわざ酒を背負ってきたとのこと。
どんだけ飲兵衛なんだYO!
狛江駅で芋子と落ち合い、駅の近くのスーパーでツマミを、「だんごの美好」にて、だんごやのり巻きを購入。美好の店の前には長蛇の列ができていた。人気店らしい。


いざ、多摩川へレッツゴー!!

桜並木が途絶えると、そこには広大な多摩川が流れていた。

多摩川ったら「ドラえもん のび太と竜の騎士」で、地底湖と繋がっていたなあ。
あの多摩川か…などとぼんやりと思った。
(あとで調べたら「多摩川」ではなく「多奈川」だった。)


適当な場所を確保して、レジャーシート(芋子が幼稚園のときから愛用しているアンパンマンの絵柄つき)や新聞紙(下野新聞)を広げて宴開催。


両親が酒と一緒に持ってきたカツオのたたき、美味しかった。
大好物!!
クマパパが誕生祝にもらったものを、この日のために冷凍し、そして持ってきてくれたらしい。



肝心の桜は…
言うことなし。



淡い薄紅色の木々がずっと続いていて、見た瞬間、言葉を失うほどだった。
芋子が前々から、両親をここへ連れてきたいと言っていた。
その意味がよく分かった。

うららかな春の宴。
美味しい料理と酒を口にしながら、亮子のドジ話やら互いの近況を話し、爆笑!!
吉熊をバスケットボールに見立てて
「ヘイ、パス!!」
と投げる芋子や両親に閉口…。




クマパパ、いつの間にか横になってた…。



少しゆっくりして、昼過ぎ、川沿いを和泉多摩川駅の方に向かって歩いた。

そこから新宿を経由して…音羽の「鳩山さん」の家へ。


鳩山さんったら、あの鳩山さんである。
音羽御殿こと、鳩山会館。
両親も芋子も鳩山会館に行ったことが無いというので連れて来た。
私はだいぶ前に来たことがある。
2006年04月16日「鳩山会館、快感。」

洋館に続く坂道を登る。けっこうな勾配である。
上を見上げると桜のトンネル!!
脇に咲いていた花々も綺麗だった。
閉館時間を過ぎて中には入れなかったが、雰囲気は楽しめた。









庭のタヌキの表情がカワユス。


鳩山一郎さん。


鳩!!










江戸川橋駅からの桜も綺麗だった。
多くの人が橋で写真撮影をしていた。
この季節は良い。
東京中、至る所で桜を見られる。



ちょっと戻り、目黒へ。
転職する前、芋子はここの近くで働いていた。
よく会社の人に連れて来てもらったという「かつ壱」へ。
お店のご主人(ハンサム)も元気そうだった。


吉熊はハイサワーが好き。


牡蠣フライが美味しい!!
サクサクしてジューシー。


焼き豚も絶品。



腹ごなしに目黒川沿いの夜桜を見物。




両親が東京に来てくれたときは、小津監督の「東京物語」の原節子のように、両親(映画では義理の両親だったけれども)を色々と案内するのが自分の任務だと思っている。
私や芋子が宇都宮に帰省する際、いつももてなしてくれる両親への、私ができる唯一の恩返しではないだろうか。

駅で両親と別れた。
名残惜しくて、電車が消えるまで見送った。
数秒前、
「寂しいよう」
と言う私に、
「甘ったれってるんじゃないよ」
と言い放った母ヨーコたん。
それもそうだよなあ…電車を見送りながらそう思った。

さくら、さくら。
来年も笑顔で見られますように。
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