世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

年度始め

2010年04月01日 22時43分01秒 | Weblog
年度始め。
新しい年度の到来。

夕方から、新卒を対象にした制服の試着会に立ち会う。
今年入社した子たちは、若干大人しい。去年は関西組の子たちの明るいトークが会場のあちこちから聞こえてきたのだが、今年はみんな黙々と着替えてサイズを記入して去っていく。
「何か質問はないですか~?」
と、子供向け番組の歌のお姉さんばりに言ったのだが、
「…」
である。
たまに「私、このサイズで大丈夫ですか」と助けを求める子がいるぐらい。
その楚々とした様子は実に可愛い。

明日もあるので、頑張ろう。

帰り、取り寄せていた林真理子先生の新作「下流の宴」をついにGET。新聞に掲載されていたことは知っていたが、本になるのをずっと待っていた。
高校時代の現国のテストで林先生の「葡萄が目にしみる」が引用されたことがあった。面白くて問題を解くのも忘れ、読みふけってしまった。以来、私はずっと林先生のファンを続けている。独特の観察眼や表現力、そして美を追求する努力に惹かれて早16年。
サイン会や講演会で4回ほど実物の林先生をお見かけしたときは、興奮して心臓が停止するかと思った。

今日購入した「下流の宴」
帯にはこうある。
「普通に暮らし、
 普通に生きてきたつもりだったのに。
 自分は下に落ちていた?
 家族。生き方。変わるもの、変わらないもの。
 身近に起きる格差社会の真実を真正面から描いた、大反響の新聞連載小説!」

早速、会社帰りの喫茶店で開いてみた。
問題児(二十歳の息子)を抱える母親の苦悩からスタート。
わくわく。

煙草とコーヒーと本の三種の神器を前にすると疲れが吹き飛ぶ。


今日は林先生のお誕生日だ。

おめでとうございます!!
「六条御息所 源氏がたり 一、光の章」も読みます!!