世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

同期の桜

2010年04月09日 23時57分43秒 | Weblog
昨日は新卒たちの最後の研修日だった。人事部の子に聞いたところ、今年の研修最終日は、号泣もんだったらしい。新卒も採用担当者も。
そんな中、●●●ィ~(部長)だけはクールだったとのこと。わかる~。すっげ~わかるよ~。容易に想像できる。血も涙もない●●●ィ~だもの。男版「女王の教室」というか。

10年前。私が採用された時代は不景気真っ只中で、同期は今年入社の人数の半分以下だった。その分、同期の繋りは強固なものだった。勿論最後の研修の日は、涙もんだった。
明日から別々の店で働くことへの不安だとか、内定式の日からずっと励ましあってきた子たちとの別れの辛さだとか、様々な思いがあの涙になったんだと思う。まるで昨日のことのように思い出す。10年前のことなのに。

その後、ことあるごとに飲み会や合コンを開催し、今でも退職した同期とは連絡しあっている。

そういえば昨日、新卒の研修講師として同期の子が2人ほど本社に来ていた。いずれも数年前に店長に昇格している。

社内を歩いていた私に
「亮子ちゃ~ん」
とラブコールを送ってきたのはそのうちの一人、S子ちゃんだ。
すらりとした身長とクールビューティと知性を備えた素敵女子である。
「今度、また合コンしようね。誘うから!」
と慌ただしく言って去っていった。

あれは数年前の合コン。相手は大手の商社マンだった。
主催者はS子ちゃん。
明け方、青山のダーツバーで酔ったS子ちゃんは白のスカートの中央部にミートソースをぶちまけてしまった。
股間の辺りに広がる日の丸みたいな染みがブルーライトに浮かんでいて、それは猟奇的な様子であった。
周囲の狼狽を気にせずにヘラヘラ笑っていたS子ちゃん。
素敵すぎ。
「合コン」というと、真っ先にあの光景が浮かんでくるようになってしまった。

そんなS子ちゃんだが、新卒の前ではキリっとした様子で販売のロープレの指導などをしているから感心してしまう。


昨日、各店舗に旅立っていった新卒たちも、そんな思い出を作っていくのだろうか。
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