トランプ政権になってアメリカでは多様性云々(DEI)に対する反動が吹き荒れているようですが、日本の方はどうなるでしょうか。元より多様性云々は企業を良く見せたいという動機に基づいたもの、世間の流行に乗り遅れまいと美辞麗句を並べただけであって別に大したことをしているわけではない、それが廃れたところで実態が大きく変わるものでもない、というのが私の感想ではあります。
それはさておきゴールデンウィークが迫っているわけです。来週は火曜日だけが祝日ですが、月曜日に有休を使って土日とつなげ4連休にする、あるいは水木金と有休を使って8連休にする、両方併せて11連休にする人もいるでしょうか。私の勤務先でもそのような休暇取得が推奨され、来週の勤務日にはなるべく会議予定などを入れないように通達が飛んでいますし、いつも会社と歩調を合わせる組合からも同様の休暇取得を奨励するメッセージが送られているところです。
ただ私が思うに、誰もが休日をつなげて長期のまとまった休みを望んでいるかのごとき前提で話が進められている印象が拭えません。人によってはまとまった休みを好まない、それよりもバラバラに休みを入れたい人だっているでしょう。なにしろ5月5日の次の休日は7月21日です。全く休日のない2ヶ月超の間にこそ、有休を使って一息つきたい人も多いように思います。どうにも会社と組合は画一的な休暇取得ばかりを促してくるものですが、そこは多様性を考慮できていないのでは、と感じました。