Mizuno on Marketing

あるマーケティング研究者の思考と行動

新しい研究室へ

2008-09-19 23:16:35 | Weblog
新しい職場の研究室に荷物を搬入した。まずは2台のPCを設置する。マルチスレッドの時代に物理的「マルチタスク」は意味はあるのか… プリンタも2台ある。カラー/両面印刷できるマシンはトナーが高いから,ローエンドのレーザープリンターも併用しているが,これもあんまり意味がないかも… と思いつつ,まずは過去の環境を復元することに努める。山積する仕事を円滑に片づけるのには,環境に断絶がないほうがよい。

PC を LAN につなぐが,それだけではインターネットにつながらない。初期設定が必要だが,手元にマニュアルがないので,サポートの方を呼ぶ。丁寧にいろいろ説明してくださる。この大学では,LAN に固定的につながる PC はすべて登録しなくてはならない。セキュリティがかなり厳しく設定されている。研究室へ深夜出入りできなさそうなことも辛い(これまでが,おおらか過ぎたのだろうけど…)。

背が高めの本棚が4段。これ以上増設は許されないとのこと。半分以下に減らしてきた本だが,とてもすべて並べきれないので,新たなる絞り込みが必要だ。手放しがたいが,当面/しょっちゅう見ないものは,ダンボール箱に入れておくしかない(その結果,まず開かれることはなくなるだろうけど…)。それにしても,大量の蔵書を保有するというのは,とてつもなく贅沢なことだと思う。論文のように電子化できれば,そんな問題は霧散するのだが…。

だが,書架の整理ばかりしてられない。来週から授業と演習が4コマが始まる。その準備だけで日々忙しいはず。「サービス・イノベーション」は,いま休止しているデータ分析とともに,次の調査の準備がある(調査会社が近くなったのは好都合だが…)。「クルマ」プロジェクトのほうは,今月中に取材先へコンタクトを! そして JIMS 研究大会の報告準備など。まだ,文房具その他が前任校の机のなかに残っており,残務処理はまだ終わっていない。

昼食は,駅前の「ゴーゴーカレー」。初めて食べるが,「どこかで食べたことがある」感のある,コクのある味に病みつきになる予感。キャベツのお変わりができるのもいい。その意味ですずらん通りの裏通りにあった「タカオカ」が懐かしい。あの酸っぱいカレー,油漬け?キャベツ…。この界隈は,B級グルメの宝庫であったが,いまもそうなのか,今後じっくり「検証」しよう!

夜,コンピュータ産業研究会@MMRC で,構造計画研究所の服部社長の講演を聞く。企業やプロジェクトには,円滑なコミュニケーションが成り立つ適正な規模がある。そのなかで多様な事業領域を持ち,成果主義と長期雇用を両立させる。中期的な視野で学界と連携し,新事業を育てると。改めて同社のビジョンを聞きながら,経営とは revolution ではなく evolution であり,そうでなくてはならないと感じる。