ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

10年目のクアトロ~トマトとチーズのスパゲッティの食べ方

2015年03月24日 | パスタの話

クアトロ9周年記念クアトロ・クーポン第三弾“トマトとチーズのスパゲッティ”半額も今日まで。
今週も、たくさんのお客様にこのパスタを味わっていただいた。
そのトマトとチーズのスパゲッティの標準的な食べ方を観察してみたクアトロの父だ。
トマチーくださいというのは、常連のお客さまだ。
そんな常連のお客様を観察する。
注文して、しばらくして運ばれてきたスパゲッティには、具と思われるものはほとんど無い。
たっぷりのソースがかけられていて、中央には申し訳程度にフルーツトマトの串切りとバジルと唐辛子が飾られている。
パスタを覆うたっぷりのオレンジ色のソースは泡立てたかのように小さな気泡を包んでいる。
天井の照明が当たりそのソースはキラキラと輝いてみえる。
いつまでもソースの輝きに見とれているわけにもいかない。
そのソースには大量のモッツァレラチーズが溶け込んでいるのだ。
早く食べてやらないと固まってしまうだろう。
まず飾りのバジルをちぎって香りを引き出しソースにちりばめる。
フルーツトマトの串切りは、こだわりのトマトを使っているぞというメッセージである。
唐辛子はまったくの飾りだろう、これは皿の端によけておく。
さあ、準備は整った、ここからが戦いだ。
それにしても、スパゲッティに対してソースの量が多い。
スパゲッティをスプーンを使って食べるのは邪道のように思われているが、このスパゲッティの場合はスプーンの助けを借りたい。
フォークだけでスパゲッティだけを食べていると確実にソースが残ってしまう。
パンでも注文して残ったソースをいただくのも手かもしれない。
息をつくのも忘れて一気に食べる。
皿に残ったわずかなソースに未練を感じつつも、トマトとチーズの美味しさを味わい尽くしたという達成感に包まれる。

コメント (2)
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