愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

湖東の勧請縄-11

2007年02月17日 | 勧請縄:山の神:野神:人形道祖神

 


土器町も旧八日市市内、国道307号線沿いに在る集落で、日野町に接している。



集落の小高い山裾にある天満神社の参道に勧請縄が掛けられている。



樒の枝葉を束ねて輪にしてトリクグラズを作り、その輪に樒で十字に渡されている。




樒を括り、紙を編みこんだ縄を六本束ねて大縄に十二本飾り、トリクグラズには祈祷札はないが上部の大縄に御幣が三本立てられていて、勧請縄の典型的な形態をしている。


 



国道8号線沿いの野洲町には近江富士と呼ばれる三上山のあるところとして知られていて、付近には御上神社があり、これから紹介する三上神社と混同し勝ちで要注意。



辻町の三上神社は、やっぱり、国道8号線沿いに在るがまったく目立たず通り過ごし勝ちです。



境内の二本の杉の間に渡された勧請縄はトリクグラズを、杉で環状に作ったもので、結び目は十二ある。


また小勧請縄も十二本飾られていて、ほかの湖東地域のものと同じようにスタンダードなタイプです。


撮影2007.1.27