愛しきものたち

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京都府宇治田原町 糠塚の勧請縄

2007年02月27日 | 勧請縄:山の神:野神:人形道祖神

国道307号線沿いの宇治田原町立川地区の「糠塚」で伝承されているもので、旧正月に頃にあたる2月11日に「神縄座」の行事として伝承されている。

太さ十数センチの縄を3本よりあわせてさらに巨大な縄にし、12本の縄で前垂れを作り、シキミを結びつけている。

この地の勧請縄は他の地域の縄とは少し違って、空中に架け渡されることは無い。

集落の西方、今では新興住宅の建ち並ぶ傍の勧請の森に捨て置かれている。

捨て置かれるという言葉は適当では無いのかも知れないがそのように見える。

どうもこの勧請縄には、道きりとしての意味が無さそうで、本来の「神を勧請するため」の縄のような気がする。

また、この縄の置かれて居る勧請の森がどういう性格の地なのかは解らない。

撮影2007.2.17

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