旧八日市市の妙法寺集落の勧請縄は集落の出入り口に立てられたポールに道路をまたいで渡される。
しかし僕が見たのは入り口なのか出口なのかよくわからないけど・・・・。
縄の中央につけられたリング状の檜の枝でつくられたトリクグラズには、「町内安全 風雨順時 五穀成熟 萬民豊楽」と書かれている祈祷札が下げられている。
左右に下げられた小勘定縄には樒を縄に結わえてつけられていて、神仏混合の姿がここにも見受けられる。
近くの中小路(なこうじ)町でも勧請縄がつけられている。
集落の入り口に当たる民家の横に祠があって、その横にある電柱とカーブミラーのポールを利用して勧請縄がつけられていた。
長さは約2mと短く道路をまたぐ大仕掛けなものではありません。
中央には杉の小枝で作った「トリクグラズ」を付け、大縄の上には「奉読誦仁王経村中安全五穀成就風雨須持万民快楽祈祓」と中央に書かれた祈祷札が突き立てられ、その左右には人形と呼ぶ小勧請縄が吊り下げられている。
人形は先端に杉を結んだ短い縄と長い縄を六本ずつ一つに括って作って,手と足を意味するのだと言われています。
集落の真ん中辺りには賽神神社の小さな境内と社があって、不似合いなほどの椋の巨木がそびえている。
その椋の巨木にも少しミニチュア版の縄がかけられている。
もう1箇所、雲山寺横、道路わきのフェンスにも、同じ勧請縄がつけられている。
多分こちらが出口だと思うのですが??。
撮影2007.1.20