まるで鎮魂の墓標・・・・。
広い河原に立ち尽くす桁外れなオブジェの様でも・・・・
昭和27年(1953)の架設以来、もう20回も流れたと言う我が木津川の流れ橋・・・、ここ3年間はまるで年中行事の様に決まって流失。
<この写真のみ撮影2013.5>
木造橋として日本一の長さを誇るこの流れ橋・・・・、こうして橋として機能してる期間より・・・・
野晒し橋脚の方が見慣れてしまった。
今回は、この9月16日早朝、台風18号の異常増水により、その橋板は1枚も残らずあえなく流失。
又、半年以上はこの墓標にも似た河原のオブジェを見せ付けられる事と成ってしまった。
この橋脚が朱ければ、伏見稲荷大社の千本鳥居そのもの・・・
流れた橋板は荒れた河原に横たわり・・・・
橋脚は取り残された流れに影を落としている。
全長約350m、かっては時代劇ロケ地としてもてはやされ、チョンマゲ武士や岡っ引きがこの上を歩いたのも、そう遠い過去じゃない。
直ぐ下流には「第二京阪道」「国道1号線」の木津川橋梁、少し上流には第二名神道の橋梁工事も進行中・・・
しかしこの橋脚が哀しい墓標に成らない事を祈るが、再開してもまた年中行事の繰り返しでは・・・・。
撮影2013.11.22